家電チェーンnews|3月売上高は5社前年比増/エアコンが2月に続き好調

主要家電チェーンが2025年3月の月次売上高を発表した。

(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇社長)の月次前年比は、デンキセグメントが106.7%、住建セグメントが112.1%、金融セグメントが101.1%、環境セグメントが107.4%だった。

3月度は、S&Bによる大型店閉店の影響で一時的に既存店の売場面積が減少した。家電販売では、冷蔵庫・エアコン・パソコン・携帯電話が好調に推移した。注力している住建分野では、各種キャンペーン施策効果により、注文住宅の受注が大きく伸長し、前期を大きく上回る結果となった。

出店面では、3月28日にオープンしたLIFESELECT36店舗目のイオンタウン大垣店をはじめとして、今期出店のLIFESELECT4店舗およびその他新店も売上伸張に寄与し、前期を上回る実績となった。
3月は3店出店、5店退店し、店舗数は949店となった。売場面積は287万2818㎡(前年同月比100.9%)。

(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の売上高(全店前年比)は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が103.0%。ビックカメラ単体の全店売上高は100.6%だった。

音響映像商品は92.9%で、カメラやテレビ、音響アクセサリーがやや低調だった。家庭電化商品は99.1%で、エアコンが堅調だったが、冷蔵庫、洗濯機、理美容家電が低調だった。情報通信機器商品は104.5%で、パソコン周辺機器やスマートフォンが好調だったが、パソコン本体が低調だった。その他の商品は104.0%で、医薬品、玩具、酒類や寝具が好調、ゲーム、時計やスポーツ用品が低調だった。

(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の月次売上高(全1190店)は106.7%だった。また直営454店の売上高は107.0%だった。

主要商品別売上高は、テレビが99.8%、エアコンが111.8%、冷蔵庫が105.0%、洗濯機が100.0%、パソコンが113.2%、リフォームのELS事業が98.2%だった。

(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)のグループ売上高は101.8%。3月は1店出店、2店退店で、店舗数は556店となった。

主な品種別売上高は、伸び率が高い順にパソコン・情報機器が106.8%、エアコンが105.8%、理美容・健康器具103.9%、調理家電が102.7%、洗濯機が102.1%、クリーナーが100.4%で、この6品種が前年を上回った。

上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高は115.2%だった。3月は1店出店、1店退店で、店舗数は218店となった。

主要な品種別売上高は、テレビが102.7%、パソコンが116.1%、携帯電話が141.2%、エアコンが115.9%、冷蔵庫が106.0%、洗濯機・クリーナーが107.9%。

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