コンビニnews|5月既存店ローソン4.9%増・ファミマ2.9%増・セブン前年並み

コンビニ3社が2025年5月度の月次業績を発表している。既存店売上高はセブン-イレブンが100.0%、ローソンが104.9%、ファミリーマートが102.9%だった。

セブン-イレブンは既存店客数97.7%、客単価102.4%だった。チェーン全店ベースでは101.0%。店舗数は2万1547店。

5月は、商品面では宇治抹茶を使ったスイーツやアイスなどのデザート系の新商品を発売した。また、雑貨ではコスメにおいて、ブランド誕生25周年を迎えた「パラドゥ」の限定デザインを数量限定で発売した。

ファミリーマートは既存店売上高が102.9%、客数100.1%、客単価102.8%。全店売上は104.5%。総店舗数はプロパーで1万5374店。エリアFC合わせて1万6306店。既存店日商は102.8%と前年を上回り、45カ月連続で前年超えとなった。日商、客数、客単価と主要3指標ともに前年超えとなり、堅調なパフォーマンスを示している。

中食では、おむすび・デザート・カウンターFFを中心に売上げが好調に推移した。おむすびは、海苔なしおむすびの拡大や有名野球選手とのクーポン施策が奏功し、引き続き高い水準を維持している。カウンターFFは、新発売の「ファミチキねぎ塩味」や「ファミチキ祭り」の施策が奏功し、売上げを牽引した。

また、菓子は、人気キャラクターとのコラボ施策や紅茶の新商品が話題を集め、前年を大きく上回る実績となった。冷凍食品は、冷凍中華麺の新商品発売等、オリジナル商品の「ファミマル」を中心とした商品や販売促進が売上に貢献した。日用品は、PB衣料「コンビニエンスウェア」が好調に推移し、売上げの押上げにつながった。また、店舗の売場拡張施策として、コンテナ状設備を外付けし店舗の増床を行う「アポロ計画」では、顧客から品揃えやボリュームニーズに対応えすることで店舗の売上拡大に寄与している。

ローソンの既存店売上高(チケット・ギフトカード等除く)は104.9%、客数100.9%、客単価103.9%。全店売上高は105.5%。グループ国内総店舗数は1万4658店。このうち、ナチュラルローソンは132店、ローソンストア100は636店。

販売面では米飯、調理パン、調理麺、デリカは、「ハピとくーポン」施策が奏功した。ベーカリーは、新商品の「バゲットクロワッサン たまご」と「バゲットクロワッサン おいも」などの販売が好調だった。カウンターファストフードは、Pontaパス会員限定施策を実施した「Lチキレギュラー」、アプリクーポン施策を実施したマチカフェコーヒーや1個増量したからあげクン各種の販売が好調だった。

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