コンビニnews|7月既存店セブン0.0%増・ファミマ4.2%増・ローソン5.5%増
コンビニ3社の7月の既存店売上高は、セブン-イレブンが100.0%、ファミリーマートが104.4%、ローソンが107.7%だった。7月度は、西日本が梅雨明けとなるなど、例年に比べて全国的に降雨量が少なく天候に恵まれた。気温が上昇し、真夏日となる日も多く夏需商品が好調に推移した。
セブン-イレブンの既存店は客数98.5%、客単価101.5%で売上高は100.0%。全店の売上高は101.1%。
猛暑を超える「酷暑」と呼ばれる日が多かったため、「店舗数の割合が高い首都圏での梅雨明けの西日本と比較しての遅れ」や「酷暑による外出控え」の影響を受け、客数については前年を下回ったが、販売促進キャンペーン「SPECIAL 夏祭り」の効果で売上・客単価は前年を上回った。
また人気商品「熟成だれの牛カルビ弁当」と「ねぎ塩豚カルビ弁当」の製造工程などを見直し、美味しさ・品質・価格を維持しながら冷蔵で販売する「チルド弁当」として消費期限の延長を実現したことで、売上に寄与している。そのほか7月7日(月)~14日(月)には「セブンカフェ」が30円引きで楽しめる「おかわりクーポン」を実施したことで、リピート購入に繋がり売上に伸長した。
ファミリーマートの既存店は客数100.2%、客単価104.0%で売上高が104.2%と、47カ月連続で前年超えを達成した。全店売上高は103.2%。
中食カテゴリーでは、おむすび・カウンターFFが好調で、おむすびはテレビCMでも放映した「ファミマでうまアロハ~♪ おいしいハワイを食べつくせ!」キャンペーン商品が販売を牽引した。カウンターFFでは、対象コーラと対象チキンのセット割などの販促策が奏功したほか、有名菓子メーカーのロングセラー商品とコラボしたフラッペもSNSなどで話題となり、売上げに貢献した。
ローソンの既存店は客数101.6%、客単価103.8%となり、売上高(チケット・ギフトカード等除く)は105.5%。全店売上高は105.3%。7月末のローソングループ国内総店舗数1万4673店のうち、ナチュラルローソンは134店、ローソンストア100は632店。
米飯は、新商品「3つ星ローソン プレミアムおにぎり」各種や、リニューアルした新ふんわり製法の手巻きおにぎり各種の販売が好調だった。加えて、アプリ会員限定施策が奏功し、弁当・寿司の売上や調理パン、調理麺の売上も好調だった。そのほか、ファストフードは新商品「まんまる鶏」、デザートは「ごろっとした1/2個分桃のタルト」などが好調で、ベーカリーでは、アプリ会員限定施策やPontaパス会員限定施策などが奏功し、売上が好調だった。
アプリ会員限定施策 「ハピとくーポン」では、弁当各種、サンドイッチ各種、麺類各種、サラダ各種が50円引きや、おにぎり・寿司各種、ウチカフェスイーツ各種、パン各種が30円引きを実施。Pontaパス会員限定施策 「あげすぎチャレンジ」第3弾では、からあげクン定番4商品の無料クーポンやマチカフェコーヒー(S) 無料クーポン、Pontaパス コラボベーカリー半額クーポン などを実施した。