コンビニnews|10月ローソン2.2%増・ファミマ1.6%増・セブン1.3%増
コンビニ3社の10月度成績が発表された。既存店売上高はセブン-イレブンが101.3%、ローソンが102.2%、ファミリーマートが101.6%だった。

セブン-イレブンは既存店売上高が101.3%。客数は98.2%、客単価103.2%だった。チェーン全店ベースでは101.9%。店舗数は2万1608店。
10月は、気温が低く日照時間も少なかったため、来店客数は伸び悩んだが、テレビ番組の商品紹介による販売効果や各種販促セールで、デイリー商品を中心に販売が伸長し、売上は前年を上回った。
商品動向では、9月30日からおでん具材とつゆの大幅リニューアルを実施し、全国を7地域に分けそれぞれの地域に合った味付けを再現した。また、秋の味覚を味わう「秋をほおばれ!」では、「イタリア栗のモンブラン 」「かぼちゃのプリン 」や「ポケモンみっけ!」のオリジナルパッケージ商品、テレビ番組で紹介された商品を中心に、カテゴリー全体で販売が伸長した。そのほかスパゲティ・パスタの全面リニューアルも販売に寄与した。

ファミリーマートは既存店売上高が101.6%。客数97.3%、客単価104.4%。全店売上高は99.6%。国内の直営店舗数は1万5433店。カード・チケットの影響を除いた既存店日商は100.6%と前年を上回り、50カ月連続で前年超えを達成した。
中食では、おむすび・パン・調理麺・カウンターFFが好調に推移。おむすびは「月見背徳メシ」キャンペーンの新商品が売上を牽引し、飲料メーカーとのコラボキャンペーンも売上を後押しした。パンでは、「オモテもウラもおいしいパン」がハイブリッドグルメとして話題を集め売上を牽引し、調理麺は「名店監修だから本格的!うまい麺企画」商品が好評で売上が伸長した。カウンターFFは、ファミチキの新商品が好調なことに加え、飲料とのセット割りも奏功しフライヤーが前年を大きく上回った。

ローソン事業(ローソン・ナチュラルローソン)の既存店売上高は102.2%、客数が97.8%、客単価が104.5%となった。また全店売上高は103.7%と好調だった。
なお、ローソン100事業も含めた国内コンビニエンスストア事業((株)ローソン)は、既存店売上高101.9%、客数97.5%、客単価104.5%。成城石井事業は、既存店売上高102.0%、客数99.3%、客単価102.8%、全店売上高102.1%だった。
10月末時点グループ国内総店舗数1万4674店。そのうち、ナチュラルローソンは134店、ローソンストア100は611店。
米飯・調理パン・デリカは、販促施策「ハピとくーポン」が奏功し、販売が好調。そのほか、1周年を迎えたPontaパスの会員限定施策などで、マチカフェコーヒーの販売が好調。ベーカリーでは、新商品の「至福のマロン&マロン」「至福のチーズ&チーズ」の発売や、販促施策「ハピとくーポン」(クーポン付きチラシ・アプリクーポン)が奏功し、販売が好調だった。
