ホームセンターnews|10月既存店8社中5社が前年割れ

主要ホームセンター8社が10月の月次概況を発表した。

DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は3.8%減、客数6.8%減、客単価は3.2%増。既存店は11カ月連続で前年同月を割った。全店ベースでは、売上高3.7%減。

コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は0.4%減、客数1.9%減、客単価1.5%増。全店では、売上高3.0%増、客数1.8%増、客単価1.2%増。10月は8日に「 PRO豊橋山田店」、15日に「PRO東三国店」、22日に「PRO大和店」、29日に「建デポ松戸二ツ木店」が出店した。

10月度は前半気温が高かったため扇風機、殺虫剤などが好調だったが、中旬以降は一気に気温が下がったため、防寒ウェア・インナー類、入浴剤やカイロ、暖房用品などの売上が増加しした。日用品では液体洗剤や紙類、職人向け商品では内装建材や電動工具や消耗品等が堅調を維持する一方で、高気温により園芸植物や園芸用土などは不調。曜日回りによる影響はほぼ無く-0.4%。

(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は1.1%増、客数3.0%減、単価4.3%増。全店では、売上高2.2%増、客数2.3%減、客単価4.6%増だった。10月中は、1店開店・1店閉店し、月末店舗数は1227店舗。

10月は気温の低下に伴い、暖房用品ならびに冬季用寝具や冬関連小物などの季節商品の販売が売上を牽引した。また、秋冬の野菜苗の販売が堅調に推移するとともに、支柱や防虫ネットなど、関連資材の需要増加が売上を下支えした。

アークランズ(株)(新潟県三条市、佐藤好文社長)の小売事業の既存店売上高は0.2%増、客数4.6%減、客単価5.1%増。全店売上高は2.1%増だった。小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICOPET、ムサシプロ、ビバホームプロ、スーパーマーケット、ドトールなどを対象としている。

(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は0.3%減、客数2.3%減、客単価2.0%増。全店ベースでは売上高は0.3%減、客数2.2%減、客単価2.0%増と、客数の減少が続いている。

10月は下旬の気温の低下に伴い、コタツや石油ストーブ・ファンヒーターなどの暖房用品が始動。そのほか刈払機・噴霧器や除草剤などの除草関連用品が好調に推移した。一方で、木材や建築金物が低調だった。

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一会長兼CEO)の既存店売上高は増減なし、客数4.2%減、客単価4.4%増。全店ベースでは売上高0.6%減、客数4.8%減、客単価4.4%増だった。ホームセンター事業の売上高は、傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバローの商品売上高を単純合算したものである。

(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の10月度(9月21日~10月20日)の既存店売上高は2.5%減、客数は4.0%減、客単価1.6%増。全店売上高は1.9%減、客数3.6%減、客単価1.8%増だった。

(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は4.8%減、客数4.8%減、客単価は0.1%増。全店ベースでは売上高4.0%減、客数4.4%減、客単価0.5%増。

関連カテゴリー

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧