トライアルnews|10月既存店売上高1.7%増/3カ月ぶりにプラス
(株)トライアルホールディングス(福岡市東区、永田洋幸社長)が2025年10月の月次業績を発表した。トライアルの既存店売上高は101.7%、客数は97.8%、客単価は104.1%。全店売上高は110.1%。店舗数は359店舗。

トライアルは8月業績で50カ月連続の既存店売上高増が止まり、2カ月続けての前年割れしたが、10月はふたたび伸びに転じた。同社によれば「10月22日から26日に開催したポイントアップイベント『感謝祭』や、冬物商品などが寄与し、計画に対して順調に推移した」としている。また、「感謝祭」を機に、トライアルと西友の両店舗で、PB商品の相互導入を本格的に開始した。
食品は、グロサリーは鍋つゆやパックごはん、缶酎ハイなどのアルコール飲料、デイリーは卵やヨーグルトが売上高を伸ばした。生鮮は、青果はカットフルーツやお米が貢献したほか、精肉は鶏肉に加えしゃぶしゃぶなど鍋料理向けの豚肉が伸長した。鮮魚は、銀鮭などの切り身魚やまぐろなどの刺身、PB商品のシュリンプカクテルが支持を得た。惣菜は、名物商品「ロースかつ重」などの丼物や天ぷら、餃子などの中華惣菜が高い成長率を記録し、売上高をけん引した。
非食品は、冬物寝具やファンヒーターに加え、アパレルPB商品の「吸湿・発熱あったかインナー(オンフィールシリーズ)」など防寒アイテムが好調だった。月内の新店は栃木県のスーパーセンター鹿沼店。リニューアル1店。
