CVSヘルスnews|初のドライブスルー型コロナウイルス感染検査場を開設
ウォルマート、ターゲット、CVSヘルス、ウォルグリーンなど大手小売業は3月13日、アメリカ政府の要請を受け、ドライブスルー型の新型コロナウイルス(COVID-19)感染検査場の開設に同意した。
そこでアメリカのドラッグストア最大手のCVSヘルス(ロードアイランド州、ラリー・J・マーロCEO)は3月19日、マサチューセッツ州ウースター郡シュルーズベリーの店舗の駐車場に初の検査場を設置した。同日午後3時から検査が開始され、今後しばらくは医療機関から紹介された消防士、看護師、警察官などに限定して検査を行い、一般市民への検査は実施されない。検査は無料で、CVSのナース・プラクティショナー(診療看護師)と薬剤師によって行われる。感染予防と円滑な検査体制を整えるため、検査場が設置された同店舗は営業を停止している。
(画像:Boston Heraldより)
検査場は複数のブースに分けられており、車に乗ったままそれぞれの検査場に乗り入れることが可能となっている。検査場ではまず体温を測る。高熱の場合は、登録ブースで検査番号を割り当てられる。登録後は専門の医療関係者によって、綿棒で鼻から体液を採取される。綿棒は3枚重ねのプラスチック袋に入れ、冷蔵庫に保管された後、外部のウイルス検査場に送られる。検査結果は48時間以内に知らされる。検査は8時から20時まで、1時間に12人まで実施される予定である。
なお、CVSヘルスは他の地域での検査場開設計画はまだ明らかにしておらず、他の小売業の検査場開設計もはまだ発表されていない。
これまで感染の疑いのある患者は、かかりつけの医師によって感染の可能性が判断された場合のみ、最寄りの検査場で検査を受けることができた。ただ、アメリカでも未だ検査場は少なく、小売業のドライブスルー型検査場のニーズが日に日に高まっている。