アスクルnews|ラストワンマイル配送に軽商用電気自動車を7台追加導入
アスクル(株)(東京都江東区、吉岡晃社長)は、eコマースのラストワンマイル配送のために使用する車両として、三菱自動車工業(株)製の軽商用電気自動車「ミニキャブ・ミーブ」を 7台導入した。同社では2016年に初めて、電気自動車を12台導入しているので、計21台がEV配送車両(電気自動車)となった。
アスクルでは2017年に「EV100(Electric Vehicles 100%)」という企業による電気自動車の使用や環境整備促進を目指す国際ビジネスイニシアチブに加盟した。このイニシアチブのもと、お客に荷物を届けるラストワンマイルで使用する配送車両を2030年までにすべてEV車両(電気自動車)にすることを目標に掲げ、CO2削減を推進してきた。
今回は、7台の軽商用電気自動車を新木場物流センターと世田谷営業所に導入した。この車両は、道幅の狭い都内での配送に適した小回りの利く車体と、十分な積載量を確保できることがポイントだ。
さらに、導入済みの電気小型トラック2台と今回導入が決まった7台の軽商用電気自動車「ミニキャブ・ミーブ」、計9台の車体には、「CO2ゼロチャレンジ100% Electric Delivery」を掲げた新ラッピングを施した。「より環境にやさしい未来の配送」をコンセプトにデザインされた。
また、アスクルでは2017年のEV100への加盟と同時に、「RE100(Renewable Energy100)」に加盟している。「RE100」は事業運営を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げる企業が参加する国際ビジネスイニシアチブだ。加盟以来、同社では「2030年CO2ゼロチャレンジ」を掲げて脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させている。
同社では「RE100」の中間目標として、2025年までに本社および物流センターでの再生可
能エネルギー利用率を100%に、そしてゴールとして2030年までに子会社を含めたグループ全体での再生可能エネルギー利用率を100%にすると宣言している。
「ASKUL Value Center 関西」では2020年8月に再生可能エネルギーを導入したが、今回、非化石証書を活用した再生可能エネルギーを10%導入した。これにより、グループ全体の電力使用量の38%を再生可能エネルギーに切り替えた。なお「非化石証書」とは、再生可能エネルギー由来のCO2排出量ゼロの付加価値(環境価値)を証書化したものである。