イオンnews|CDP 気候変動対策「Aリスト」獲得/3年連続で最高評価
イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は、国際的な環境調査と情報開示を行う非営利団体CDPにより、排出削減、気候変動リスク緩和、低炭素経済構築などの取り組みが認められ、気候変動対策において最高評価のAリストに3年連続で選出された。
CDPが年次で発表する環境情報は、企業の環境情報開示におけるグローバルスタンダードとして広く認知されている。2021年の調査では過去最高となる約1万3000社が結果を公表し、その評価は「A」から「D-(マイナス)」までの8段階で示される。
イオンは、2008年に具体的なCO2排出量削減目標を定めて以来、事業の過程で発生する温室効果ガス(CO2等)を削減してきた。現在は、2030年までに国内店舗で使用する電力の50%を再生可能エネルギーに切り替える準備を進め、さらに2040年までに、店舗から排出するCO2等の総量ゼロを達成するために取り組んでいる。また、サプライチェーン全体でのCO2等の管理・削減についても開始している。
さらに再生可能エネルギーの調達量拡大に向けては、PPAモデル採用のほか、電力会社と連携し、FIT制度による買い取りが終了する太陽光発電電力の活用など、多様な手法を導入し、使用電力の100%を再生可能エネルギーでまかなう店舗・施設の数を増やしている。
一方で、脱炭素型住宅(ZEH)の新築・リフォームや電気自動車(EV)の購入を検討する顧客に向けた商品や金融サービスの提供にも注力している。