平和堂news|平和堂財団「2023 年度 夏原グラント」第12回助成金を贈呈
公益財団法人平和堂財団(滋賀県彦根市、夏原美智子理事長)は2023年度に助成する採択団体を決定し、「第12回『2023年度夏原グラント』助成金贈呈式」を4月16日(日)、草津市内のホテルで開催した。
京都府・滋賀県の計69団体に助成金1881万3000円の助成金が渡された。一般助成は45団体で、新規17団体、継続2年目14団体、継続3年目14団体。ファーストステップ助成は24団体で、新規16団体、継続2年目8団体だ。
平和堂財団が主催する「夏原グラント」は、NPO法人、市民生活団体または学生団体の行う琵琶湖およびその流域での環境保全活動に対して助成するもの。2012年度から実施して2023年度で12年目を迎えた。
2022年度までの11年間で、計551団体に総額1億5632万6000円の助成金が渡され、環境保全活動に活かされている。このうち2017年度から始めた、団体の活動年数を問わず書類審査のみの少額助成を受けることができる「ファーストステップ助成」では、これまでに計99団体が助成を受け、環境保全活動のすそ野が広がっている。
平和堂財団は、(株)平和堂創業者の故夏原平次郎氏が地域社会の発展に寄与することを目的に、私財を寄付し、1989年3月に設立された。次世代を担う若い人たちの飛躍を願い、5つの事業(教育、文化、体育、環境、児童福祉)にかかる各種助成や事業を行っている。
夏原美智子理事長は、「環境問題や自然破壊のみならず、国際的な政治問題など世界を取り巻く環境は大きく変化していますが、私たちは、今何ができるかということを少しずつ考えること、できないで終わったり求めたりするだけではなく、自分たちが参画者になって一生懸命に活動する、次代の子供たちのため環境を守ろうという活動が非常に重要になってきます」と挨拶した。