オギノnews|サントリー・アサヒ飲料と「ボトル to ボトル」水平リサイクル開始

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(株)オギノ(山梨県甲府市、荻野寛二社長)は、サントリーホールディングス(大阪市北区、新浪剛史社長)、アサヒ飲料(株)(東京都墨田区、米女太一社長)と、「ペットボトルリサイクルの実施に関する協定書」を締結し、オギノ29店舗の店頭で回収した使用済みペットボトルを、新たにサントリー・アサヒ飲料のペットボトルに生まれ変わらせる「ボトル to ボトル」水平リサイクルを、6月5日(月)から開始した。

オギノは、山梨県、長野県、静岡県に食品、住居関連品、衣料品を販売するスーパーマーケットで、衣料専門店と合わせて全45店舗を展開している。同社は、循環型社会の構築を目指し、SDGsの考え方を取り入れCSR活動に取り組んでいる。その一環として、SDGsが掲げる目標12「つくる責任つかう責任」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」などを意識し、ペットボトルや食品トレー、牛乳パック、缶、古紙の店頭リサイクルに力している。2019年以降は、古着や布団、段ボールの回収も行っている。


<オギノ リサイクルステーション>

オギノの店頭リサイクルは約20年前から実施しており、2022年度のペットボトルの回収量は約27万4000kg で、ペットボトル約1100万本分に相当する。CO2排出量の削減量は約890トンで、これは杉の木約6万3000本分、杉の木の森林面積に換算すると東京ドーム約8個分の年間CO2吸収量に相当する。これまでに回収したペットボトルは、プラスチック製品の原料として再資源化されてきた。


<ペットボトルの中間処理>

今回の取り組みで回収されたペットボトルの6割に当たる約16万2000kgが、リサイクル施設においてサントリー・アサヒ飲料のペットボトルに水平リサイクルされる。水平リサイクルとは、回収したペットボトルから新しいペットボトルをつくるような、リサイクル前と後で用途を変えない資源循環の方法を指す。資源を再生しても元々の製品と同等の品質を保てるのが水平リサイクルの利点だ。残りの4割は、食品トレーやプラスチック製品の原料としてリサイクルされる。

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