イトーヨーカ堂news｜温室効果ガス削減｢見える化｣実証事業/ほうれん草販売

(株)イトーヨーカ堂(東京都千代田区、山本哲也社長)は1月10日(水)から、温室効果ガス削減の算定を通じて農業の環境負荷低減を定量的に「見える化」した「ほうれん草」を、東京都内のイトーヨーカドー6店舗で実証販売する。この「ほうれん草」は、東京・立川市にあるイトーヨーカドーの直営農場「セブンファーム東京（立川）平野さん」で栽培されたものである。

農林水産省では「みどりの食料システム戦略」に基づき、環境負荷低減
の「見える化」として化学肥料・化学農薬や化石燃料の使用削減、バイオ炭や堆肥の施用、水管理（水田）などの、生産者の栽培情報を用いて、定量的に温室効果ガスの排出と吸収を算定し、削減率に応じて星の数でわかりやすく表示をする取り組みを推進している。

「セブンファーム東京（立川）平野さん」で栽培されたほうれん草は、化学肥料の使用量を減らし、作物残さのすき込みや緑肥施用による土壌炭素貯留効果もあり、農地面積10a（＝1000㎡）あたりの温室効果ガス削減率マイナス25.92%を達成し、「令和5年度温室効果ガス削減見える化実証事業」で星3つを獲得した。

この実証事業で、ほうれん草は拝島店・国領店・武蔵小金井店・東久留米店・昭島店・東大和店の6店舗で2月29日(木)までの約2カ月間、販売される。3つ星の見える化ラベルを商品に貼って店頭で実証販売し、その売上げ、顧客の反応、ラベルの有用性などを検証する。