綿半news|中部大学とサボテンの共同研究/野菜加工品の開発可能性探る

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ホームセンターやスーパーマーケットの小売事業を展開する綿半ホールディングス(株)(長野県飯田市、野原勇社長)傘下の綿半トレーディング(株)(東京都新宿区、有賀博社長)は2月5日(火)、生物系特定産業技術研究支援センター(生研支援センター)が公募した「令和5年度オープンイノベーション研究・実用化推進事業」に関して、中部大学(竹内芳美学長)と共同研究を開始したと発表した。

 

研究は、サボテンの野菜・加工原料としての有用性を示し、日本に定着させるための基盤技術の開発を目的としており、綿半トレーディングはサボテンの食品機能性と調理・加工特性の解明に取り組む。

綿半トレーディングでは、医薬品・化学品・食品などの天然原料を海外から輸入し、国内メーカーへ販売する事業を展開しており、食品分野ではメキシコ産ウチワサボテンの茎および果実の加工品を扱い、国内での汎用に注力している。

サボテンはミネラルや食物繊維が豊富で栄養価を持ち、乾燥や高温にも強く、環境耐性と生産性を併せ持つ。FAOが「世界の食料危機を救う作物になりうる」との声明を発表するほど有用だが、サボテンが「作物」や「食品」として日本で消費者に認知されていない、環境耐性や食品機能特性等に関する知見が限られる、という課題がある。

綿半トレーディングは、中部大学との共同研究を通して、健康機能特性の解明、鮮度保持法・最適調理法の確立、高品質加工食品の開発、茎や果実を用いた製品開発と機能性表示食品への登録を目指し、日本でのサボテン認知度の向上と食品としての流通可能性を探る。

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