日本生協連news｜ブラックタイガーエビ養殖業でASC認証を取得

日本生協連は、コープのエビ商品取引先であるインドネシアのエビ加工会社、WWFインドネシア、WWFジャパンと協働して、持続可能なエビ養殖業の実現を目指し、「インドネシア・エビ養殖業改善プロジェクト」を進めてきた。

ジャワ島中部ジャワ州の取り組みにおいて、3月29日、現地エビ加工会社のPT. MISAJA MITRA（ミサヤミトラ社）がブラックタイガーエビ養殖業でASC認証を取得した。

日本生協連は、サプライチェーンを通じて人権を尊重し、環境に配慮した「責任ある調達」を一層推進するため、コープ商品「責任ある調達基本方針」を公開している。これに沿って水産物に関して、水産エコラベル付き商品の拡大や、漁業/養殖業改善プロジェクトに取り組んでいる。

コープ商品で取り扱うブラックタイガーの主要産地であるインドネシアでは、2018年からエビ養殖業改善プロジェクトを進めている。プロジェクトでは、ブラックタイガーについて、環境と社会に配慮した持続可能な養殖業への転換に向けてASC認証の取得を目指してきた。しかし養殖池の開発によって失われたマングローブの再生と、エビの生残率の改善が大きな課題だった。それをサプライチェーンに関わる日本生協連、ミサヤミトラ社、WWFインドネシア、WWFジャパンが協働して取り組みを進めることでクリアした。

また日本生協連では2019年度からブラックタイガーを使用したコープの対象商品を1点販売するごとに3円を積み立て、WWFジャパンを通じてプロジェクトの活動に寄付してきた。2023年度の協力金の総額は615万6384円となった。