DCMnews|「離れて暮らす高齢者世帯への防災サポート状況」アンケート調査

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39都道府県でホームセンターを展開するDCM(株)(東京都品川区、石黒靖規社長)は、大都市圏の9店舗顧客を対象に「離れて暮らす高齢者世帯への防災サポート状況について」をテーマにアンケート調査を行った。その結果を発表した。アンケートの実施期間は10月19日(土)~11月17日(日) で、調査店舗は大都市圏9店舗。アンケート用紙への記入回答で有効回答は705名。

1.離れて暮らす高齢者(65歳以上)世帯への防災サポート状況

約6割の人が離れて暮らす高齢者世帯に向けたサポートができていない。離れて暮らす家族・親戚の中に、高齢者(65歳以上)だけで暮らしている人がいる人に対して、防災のサポート状況を尋ねたところ、「サポートを行っていない」と回答した方が61%を占めた。

2. これまで取り組んだ防災サポートの内訳

防災サポートの内訳では、最も行われている「緊急避難先の確認」でも2割以下にとどまる。離れて暮らす高齢者世帯へこれまで防災サポートをしていると回答した39%の人に、どのようなサポートを行ったか尋ねたところ、緊急連絡先を確認、自分の連絡先を伝えるといった緊急時の連絡先についてのサポート、非常用の飲料・食料の準備についてのサポート、 ハザードマップ・避難所・避難経路の確認についてのサポートが上位となった。しかしこれら上位に挙がった項目でも2割以下と防災サポートが進んでいないことがわかった。

(1)避難所への避難

避難所へ避難する際に必要となるサポートのうち、ハザードマップ・避難所・避難経路などを 一緒に確認するサポートと回答した方は約13%にとどまった。また、実際に持ち出すことが必要となる、貴重品や常備薬などの準備、近所に、万一、災害が発生した際の支援をお願いすると回答した人は、避難経路の確認と回答した人の、さらに約半数にとどまり、具体的な備えは進んでいないことがわかった。

(2)自宅避難

自宅避難で必要となるサポートのうち、非常用の飲料・食料の準備を手伝ったと回答した人約15%に対し、近年注目されているトイレ・灯りについてサポートした人は約10%にとどまっている。

(3)災害発生時に身を守る

災害発生時に身を守るための家具の固定や、電化製品の転倒防止器具の取り付けや、屋根・物干し・庭木・側溝・雨どいの点検は、高所での作業や力仕事となるため、高齢者だけでの実施が難しく、サポートが必要となる場合が多い。しかし平均6.5%とサポートが進んでいないことがわかった。

3.防災のサポートを行う時期

地震や風水害など自然災害が発生した後や、テレビ・新聞・ネット記事で防災に関する報道を見聞きしたことをきっかけに、防災のサポートをする人が多くを占めるなか、年末年始の帰省時や会社・学校のまとまったお休みがとれる際に、計画的にサポートされる人が約2割となった。

4.防災用品の購入先はホームセンターが約4割

5.防災用品をホームセンターで購入される理由

さまざまな防災用品が揃っていて、1店舗で購入できるからを選んだ人が約7割。また自分が知らなかった新しい防災用品も取り揃えているからと、防災用品の品揃えを理由に回答した人が多い結果となった。

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