ワークマンnews|新ECサイトにて店舗在庫による「店舗受け取り」通販を開始

(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)は、3月16日(月)に通販の次世代Click & Collect型(オムニチャンネル)の新サイトをオープンする。ネット通販専業業者に対抗するため、宅配コストのかからない「店舗在庫による店舗受け取り」通販を開始する。初年度の売上目標は30億円。今後は店舗受け取り通販に特化していくため、2月末で楽天経由のネット通販からは撤退する。

同社は店舗受け取り通販に重点をシフトする理由として、ネット通販顧客の67%が店舗受け取りを選択していることや、ネット販売の注文の約70%の商品が店舗に在庫があることを挙げている。店舗で受け取りをすることで、試着やサイズ変更が可能となるのは大きなメリットだ。また、最短3時間で注文商品を受け取ることができる。店舗に在庫がない商品は、本部から店舗へ毎日行くチャーター便に載せるため、追加コストはかからない。さらに、新サイトでは店舗在庫を公開するので事前に在庫確認が可能となり、直接買いに行って品切れということも減る。

新サイトには作業服用としてブラザーの刺繍機と連動した「ネーム入れ」機能があり、お客が入力した文字をサイト上で刺繍ミシン用データに変換して名入れができる。企業や団体、サークルなどで使うユニフォーム・チームウェア用のTシャツ、ポロシャツ、ジャンパーなどへのロゴ刺繍もサイト上で申し込める。

受け取り拠点の店舗数が不足しているため、今後は都心ターミナル駅周辺の商業施設への出店を検討する。また唯一の空白県である宮崎県にも出店予定である。近年の年間新規出店は25店舗前後だったが、来期からは年間出店目標を40店舗に引き上げる。ワークマンは現在、全国に857店舗を展開している。

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