ヤマダ電機ウェブドットコムで最低価格保証
ネット通販の価格競争が
激しくなってきた。
家電量販店No.1のヤマダ電機が、
ネット通販で価格調査に基づく最低価格保証を始める。
今日1日の日本経済新聞の報道。
もちろんヤマダ電機はこれまでも、
店頭では近隣競合店に対する価格対応を行ってきた。
しかし現在、ライバルは有店舗の小売企業だけではなくなってきた。
オンライン小売企業が台頭し、その対策が急務になっている。
つい最近、日経小売業調査のランキングで、
アマゾンジャパンがトップ10入りしたばかり。
欧米では、実店舗で商品の現物を調べた後に、
「ショールーミング」という行為が消費者の間に普及しており、
小売業者を悩ませている。
Showroomingとは、
商品を購入する際、まず実店舗に足を運んで、現物を確認したうえで、
実店舗を「ショールーム」のように使うから、こういわれているが、
結局は、商品がインターネットを使って、
最も安いオンライン店舗から購入されるということになる。
特にブランドが確立している買い回り商品が、
ショールーミングのターゲットになりやすい。
同様の状況は日本でも進行している。
ヤマダ電機はネット通販「ヤマダ電機ウェブドットコム」での価格調査の対象を、
アマゾンジャパンやヨドバシカメラなどに設定。
メーカー販社からの正規仕入れによらない業者は対象外とする。
価格調査は自ら通販価格をチェックし、
自社より安い価格を発見した場合には価格変更する。
これを1日数回行う。
将来的には、価格調査システムを構築して、
1時間ごとに価格を更新できるようにする計画。
現在は実店舗での販売とオンライン販売を区別しているが、
これがどこまで有効かはわからない。
「実際に商品を経験した上で、
それを最も安く購入したい」
ショールーミングには消費者ニーズが最も鮮明に表れている。
対応できる仕組みをつくることができれば、大きなチャンスに変わる。
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