薬王堂news|第1Q売上高221億円/フード部門13.9%増の93億円
(株)薬王堂(岩手県紫波郡、西郷辰弘社長)が2019年2月期の第1四半期の決算を発表した。
売上高221億4000万円、営業利益8億9900万円、経常利益9億8400万円、四半期純利益6億9100万円となった。営業利益率は4.1%、経常利益率は4.4%。
薬王堂は2018年4月24日にマーケティング事業を行う子会社としてMedica(株)を設立した。このため、前年度との比較は行っていない。
東北地方では、東日本大震災の復興需要が落ち着き、個人消費も節約志向が続いていて、厳しい経営環境にある。
薬王堂グループでは、販売価格や品揃えの強化を図りながら、小商圏ドミナント出店を進めている。第1四半期には9店舗を新設した。5月末の店舗数は247店舗(うち調剤併設型3店舗、調剤専門薬局1店舗)だ。
ドラッグストア事業における部門別の売上高は、ヘルス部門が7.9%増の48億8000万円。医薬品は花粉症関連商品が、衛生用品は介護用紙おむつ、マスクなどが伸長した。
ビューティ部門の売上高は7.4%増加して36億8700万円。基礎化粧品やオーラルケア、ボディソープが伸長した。ホーム部門は売上高11.9%増の42億3100万円。衣料洗剤や家庭紙、肌着、靴下、ペット関連商品が好調だった。フード部門は13.9%増加して、93億4000万円と好調で、売上高構成比の42%を占めている。飲料、菓子、日配品が伸長し、ビール類や酎ハイも好調だった。