大黒天物産news|年商1640億円5.6%増・経常利益8.8%減の増収減益

大黒天物産(株)(岡山県倉敷市、大賀昭司社長)は、2018年5月期の連結決算を発表した。同社は、ディスカウントストアのラ・ムーやディオの運営、また総合食品卸売業を展開する。

売上高は1640億3500万円(前期比5.6%増)、営業利益52億4400万円(10.4%減)、経常利益53億9900百万円(8.8%減)、純利益32億8200万円(7.6%減)の増収減益。

営業利益率は3.2%、経常利益率は3.3%。

同社グループでは、食の安心・安全を確保するための品質・鮮度管理の徹底と、商品の販売価格をさらに値下げする「大幅値下宣言」を実践した。

期間中、岡山県に3店舗、岐阜県に2店舗、大阪府、香川県、石川県、新潟県にそれぞれ1店舗の計9店を新規出店した。また、老朽化に伴う既存店の建て替えを1店舗、生鮮食品部門を強化するための大幅改装を6店舗行った。岡山県倉敷市を中心に食品スーパーを展開する(株)マツサカから、8店舗を事業譲受している。

しかし、積極的な設備投資の継続による減価償却費等の増加、また人員投入による人件費の増加、電力料金の値上げなどにより、販売費および一般管理費が増加したことで減益となった。

2019年の通期は、売上高1782億円(8.6%増)、営業利益49億円(6.6%減)、経常利益50億円(7.4%減)、純利益23億5000万円(28.4%減)と増収減益を見込んでいる。

同社グループは、西日本豪雨の影響で、岡山県、広島県、愛媛県、福岡県の6店舗が浸水被害を受け、営業停止となった。通期の減益予想は、現在調査中の被害額を想定したものだ。

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