イオンnews|主力15企業7月営業概況/マックスバリュ6社既存店前年超え
イオン(株)は7月度の主要企業の前年同月比営業成績を発表した。
7月は前年より火曜日が1日多く、土曜日は1日少なかった。つまり火曜市の売上げが土曜日1日減をカバーする形になった。またお客様感謝デーは7月20日(金)と30日(月)で、昨年と同様だった。
既存店が前年を上回ったのは総合スーパー(GMS)ではイオンリテール(株)100.6%、イオン九州(株)100.5%で、6月に好調だったイオン北海道(株)は99.4%に終わった。
スーパーマーケットのマックスバリュ(MV)6社はすべて既存店が前年を上回った。各社既存店は、MV北海道(株)101.7%、MV東北(株)101.4%、MV東海(株)100.4%、MV中部(株)103.4%、MV西日本(株)100.8%、MV九州(株)102.7%だ。また全店ベースでも前年をクリアして、好結果を残した。
一方、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは99.8%とわずかに前年に及ばなかったが、全店ベースでは前年をクリアしている。
7月は猛暑、酷暑で、熱中症対策商品や飲料が伸びたが、西日本豪雨や北日本の大雨など、災害も発生した。災害特需もあったためか、首都圏を除くスーパーマーケット企業は全体として好結果だった。
ドラッグストアのウエルシアホールディングスは変わらず好調で、既存店は105.5%、新店を含む全店では114.1%と高い伸びを維持する。
既存店ではミニストップ(株)99.5%、アパレルの(株)コックス91.8%、靴の(株)ジーフット98.9%のコンビニと専門店がマイナスに沈み、また好調だった(株)イオンファンタジーが96.2%と、今期初めてマイナスに転じた。これら4社は全店ベースでもマイナスとなった。イオンファンタジーは西日本豪雨の影響が大きかった。