イオンnews|第2Q連結業績は過去最高益達成/営業収益4兆2664億円
イオン(株)(千葉市美浜区、岡田元也社長)の2019年2月期の第2四半期連結業績は、営業収益が8期連続で過去最高となる4兆2664億0100万円(対前年同期比2.3%増)となり、営業利益は898億5400万円(5.7%増)、経常利益は6.2%増益の908億9800万円といずれも過去最高を更新した。さらに四半期純利益は、105億6000万円、150.3%増と大きく伸長した。
営業利益率、経常利益率ともに2.1%。
セグメント別業績ではGMS(総合スーパー)、スーパーマーケット、ヘルス&ウエルネス、総合金融、デベロッパー、サービス・専門店、国際の7事業すべてが増収となり、営業利益では、GMSを除く6事業で黒字を計上した。とくにデベロッパー事業の海外事業が好調で、国際事業も黒字転換した。営業利益における海外の構成比は前年同期の11.0%から19.1%に拡大している。
・GMS事業
営業収益1兆5346億8900万円(対前年同期比100.7%)、営業損失は58億6000万円(前年同期より40億8500万円の改善)。
・SM事業
営業収益1兆6298億4800万円(100.4%)、営業利益は111億1900万円(102.3%)。
・ヘルス&ウエルネス事業
営業収益3948億7500万円(113.3%)、営業利益136億2000万円(104.6%)。
・総合金融事業
営業収益2117億6700万円(107.0%)、営業利益319億5100万円(97.0%)。
・ディベロッパー事業
営業収益1781億8700万円(108.0%)、営業利益254億3900万円(108.2%)。
・サービス・専門店事業
営業収益3953億6800万円(101.2%)、営業利益137億2100万円(85.3%)。
・国際事業
営業収益2204億9800万円(108.1%)、営業利益5億3400万円(前年同期より17億7700万円の増益)。
59億円の営業損失となったGMS事業だが、前年同期より40億8500万円損益改善となり、連結業績に寄与している。「まいにち夜市」で惣菜売上げが好調だったことと、PBの構成比がアップしたことで粗利益率は0.2ポイント改善した。
今夏は猛暑効果があった一方で、6月には大阪北部地震、平成30年7月豪雨、8月の記録的集中豪雨と台風の影響から、8700時間超の休業時間が発生した。イオンではこれらが28億円相当の減収になったと報告している。