アクシアルnews|第2Q 1184億円2.3%増・経常利益7%増/既存店1.1%増

アクシアルリテイリング(株)(新潟県長岡市、原和彦社長)の2019年3月期の第2四半期決算は増収増益だ。

売上高は2.3%増の1184億0500万円で、営業利益46億6400万円(6.9%増)、経常利益47億4100万円(7.1%増)、純利益31億2000万円(7.5%増)と7ポイントも前年を上回った。中核事業のスーパーマーケットは、収益性の高い2店舗が改装のために休業・移転した影響と、食品加工センター新設に伴う初期コスト増があった。しかし、既存店が1.1%増と堅調に推移した。

営業利益率3.9%、経常利益率4.0%。

スーパーマーケット事業は、売上高1118億3500万円(2.5%増)、営業利益は43億4600万円(6.4%増)。新設したフレッセイ前橋物流センターの運営が軌道に乗った。その結果、ロジスティクス全体もレベルアップして、品切れ削減、店舗在庫の適正化、値下廃棄の削減が実現された。売上総利益は0.2ポイント改善して、25.8%になった。

8月に、子会社の(株)ローリーが主体となって、食品の集中加工を行うプロセスセンター(PC)が竣工した。新設されたPCでは、水産、精肉、ベーカリー商品の一括大量集中加工を行い、グループ店舗への商品供給を行う。これによって店舗の作業削減を図る。また余力のできた店舗では、加工度の高い差別化商品の品揃えや生産性改革を実現していく。

8月に3拠点目となる「ネットスーパーPRO」を開設した。

店舗は、原信が64店舗、ナルスが14店舗、フレッセイが51店舗の計129店舗である。

【結城義晴の述懐】スーパーマーケット業界の上期決算は、明暗がはっきりした。上半期中では特に5月がひどかった。そこからいかに立ち直るか。それが各社の底力だったが、アクシアルは3社の協働がうまく機能して、上々の中間決算だった。まずは努力賞を進呈しよう。

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