マルヨシセンターnews|第3Q営業収益301億円1%減・経常利益36%減
(株)マルヨシセンター(香川県高松市、佐竹克彦社長)が、2019年2月期第3四半期の業績を発表した。
営業収益は301億2600万円(前年同期比1.1%減)、営業利益は1億2200万円(34.9%減)、経常利益は7500万円(36.1%減)の減収減益だ。また減損損失3億3900万円の計上などで、純損失は2億4600万円(前年同期は1億1900万円の純損失)と損失額は拡がった。
営業収益に対する営業利益率は0.4%、経常利益率は0.2%。
マルヨシセンターの経営理念は「健康とおいしさ」。このキーワードに「美容」を加えて、食と美をテーマとした独自の商品を開発している。また、弁当・惣菜類を強化して、料理提案型の売場づくりに取り組んだ。
一方で、節約志向に対する戦略的な営業施策として「家計応援」企画のエブリデーロープライスを強化するとともに、商圏内のシェア拡大を図った。
また、商圏内への競合店出店が相次いだことで業績への影響が拡大しているため、効率化を目的とした企業体質の改善に着手した。
店舗規模を縮小し、地域や店舗の特性に合った商品を厳選して品揃えした新しいフォーマット「グランデリーズ飯山店」を2018年4月、香川県丸亀市に出店した。2016年7月に高松市に出店した「グランデリーズ太田店」に続いて2店舗目となる。
3カ月後の通期業績予想も、売上高405億円(0.1%減)、営業利益は2億5000万円(35.4%減)、経常利益は2億円円(34.3%減)、純損失1億7000万円と厳しい見込みだ。
四国はイオンがフジとの資本業務提携を進めて、旧マルナカとの連携を図る。その他のスーパーマーケットの競争環境は激しくなるばかりだ。