アインnews|第3Q売上高2025億円1.2%増/経常利益15.8%減で増収減益
(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が2019年4月期の第3四半期の業績を発表した。
売上高は2025億2200万円(前年同期比1.2%増)、営業利益119億0900万円(16.8%減)、経常利益124億2500万円(15.8%減)、四半期純利益67億8100万円(14.5%減)で増収減益だ。
営業利益率5.9%、経常利益率6.1%。
ファーマーシー事業の売上高は1793億9700万円(0.7%増)、セグメント利益は134億8800万円(15.8%減)で増収減益。
同グループでは、2018年4月の調剤報酬改定で見直された「かかりつけ薬剤師・薬局」としての機能を発揮している。地域医療との連携や、お薬手帳を活用した情報の一元的・継続的な把握、それに基づく薬学的管理・指導の強化、ジェネリック医薬品の使用を促進した。
営業開発では、2018年9月に、新潟県の(株)コム・メディカルと(有)ABCファーマシーを子会社化した。2019年2月には、長野県で調剤薬局36店舗を展開する土屋薬品(株)と、子会社化に向けた株式譲渡契約を締結している。
出店状況は、M&Aを含めて、グループ全体で93店舗を出店した。一方で、5店舗を閉店し、24店舗を事業譲渡した。これにより、グループにおける薬局総数は1083店舗となった。
リテール事業の売上高は189億2700万円(6.5%増)、セグメント利益は7億4100万円(74.5%増)と好調だ。コスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」の首都圏への出店を継続的に実施するとともに、既存店の改装やMDの強化で集客力の向上に努めている。「アインズ&トルペ」は5店舗を出店し、1店舗を閉店したことで、52店舗となった。