ニトリnews|’19年2月期は売上高6081億円6.3%・経常利益8.6%の増収増益
(株)ニトリホールディングス(東京都北区、白井俊之社長)が2019年2月期の本決算を発表した。
売上高は6081億3100万円(前年同期比6.3%増)、営業利益が1007億7900万円(7.9%増)、経常利益が1030億5300万円(8.6%増)、そして純利益681億8000万円(6.2%増)と大幅な増収増益だ。
34期連続増収、33期連続増益で、営業利益率16.6%、経常利益率16.9%と高い。
販管費は新規出店による人件費と賃借料、また発送配達費が増加したが、展示什器費や備品消耗品費が前期より減少したことから、おおむね計画通りの実績となった。
小売事業の売上高は5950億4800万円(6.5%増)。グローバル商品本部を発足させ、バーティカルマーチャンダイジングをさらに進めた。ベトナムやタイの工場の製造量も拡大している。また原材料の集約化による原価低減や、パッケージサイズの小型化、梱包材の改善を行い、物流コストの低減に努めた。
2018年10月に中国江蘇省の太倉に、ニトリグループ最大となる敷地面積約4万坪の「太倉DC」を新設した。中国だけでなく、アジア各地の生産・調達工場と日本を結ぶ物流拠点になる。また2018年11月に宮城県の「仙台DC」、茨城県の「五霞DC」を開設している。
国内店舗数は38店増の505店。海外では、2018年5月にアメリカのオンタリオミルズ(カルフォルニア州)に出店し、3店を閉鎖した。アジアでは台湾で4店、中国で13店を出店している。海外店舗は台湾31店、米国3店、中国37店の71店となり、国内・海外の合計店舗数は576店。