イオンモールnews|第1Q営業収益5.1%増・営業利益19.6%増/国内外とも好調

イオンモール(株)(千葉県千葉市、吉田昭夫社長)が、2020年2月期第1四半期の業績を発表した。

営業収益は806億9000万円(対前年同期比5.1%増)、営業利益151億3700万円(19.6%増)、経常利益128億6200万円(5.1%増)、純利益79億9100万円(1.2%増)。

営業原価は事業規模拡大により589億9600万円(2.7%増)。営業総利益は216億9300万円(12.2%増)、販売費および一般管理費が65億5500万円(1.9%減)。

営業利益率は18.8%、経常利益率は15.9%と超高効率だ。

同社では、2018年2月期を初年度とする中期経営計画(2017~2019年度)を策定して、既存のビジネスモデルの革新を図るとともに、新たな成長モデルの確立に取り組んでいる。

具体的には、「アジアにおける成長機会の獲得」「新たな国内需要の発掘」「圧倒的な地域No1モールへの進化」「都市部における成長機会の獲得」「成長を支えるファイナンスミックスと組織体制構築」の5つの施策を掲げて、持続的な成長と収益性の向上を目指している。

国内事業は営業収益685億7500万円(3.8%増)。「イオンモール東浦」「イオンモール名取」「イオンモール沖縄ライカム」の増床、8モールをリニューアルした。また、ヘルス(健康)・ウエルネス(感動・癒し)・コミュニティ(地域)・オポチュニティ(新たな価値観や生活と出会う機会づくり)の4つを柱とする「ハピネスモール」の取り組みを各モールで展開している。さらに、ロンドンで人気のカカオ専門店や、台湾のタピオカ専門店など、海外専門店の誘致も進んだ。

(株)OPAは、神奈川県の「湘南藤沢オーパ」「横浜ビブレ」のリニューアル効果で売上げは前期を上回った。なお、スクラップ&ビルドで2017年6月に閉店した「大分オーパ」を、6月に新たにオープンした。

海外事業の中国・アセアンは、営業収益が121億1500万円(13.4%増)。前期末で27モール体制となり、高い売上成長に比例して、営業収益、営業利益が伸長している。

中国は「北京・天津・山東」「江蘇・浙江」「湖北」「広東」の4エリアを中心に、ドミナント出店を進めている。「イオンモール蘇州新区」「イオンモール武漢経開」「イオンモール広州番禺広場」「イオンモール杭州良渚新城」4モールをリニューアルした。

アセアンは、ベトナム1号店のホーチミン市「イオンモールタンフーセラドン」の増床棟が完成した。ハノイエリアでは「イオンモールロンビエン」を段階的なリニューアル効果で好調に推移した。カンボジアでは、2号店「イオンモールセンソックシティ」に、シンガポール発のエンターテインメント型フードコート「Food republic」を開設した。

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