いなげやnews|第1Q収益620億円0.1%減、スーパーマーケット事業損失拡大

(株)いなげや(東京都立川市、成瀬直人社長)の2020年3月期の第1四半期は、営業収益が620億2200万円(前年同期比0.1%減)、売上高が598億6500万円(0.1%減)の減収だ。また売上総利益は165億2200万円(同0.2%減)と減益だったうえ、人手不足などによる配送コストの上昇や新規出店による水道光熱費、地代家賃の増加などから販管費がかさんだ。

その結果、営業損失5億3600万円、経常損失4億5100万円、四半期純損失3億7000万円の赤字決算となった。

6月21日オープンのいなげや川崎京町店(神奈川県)

主力のスーパーマーケット事業は、いなげやと(株)三浦屋で構成されるが、売上高が490億5900万円(0.8%減)、セグメント損失は7億1200万円(前年同四半期は6億1800万円のセグメント損失)。

いなげやでは、「ヘルシーリビング&ソーシャルマーケットの実現」を経営目標に、中期2カ年経営計画を進める。最終年度の今期は、「商品経営実現に向けた取り組み」では、惣菜を柱とした生鮮強化型スーパーマーケットのさらなる進化を目す。また「ロジスティクス活用の取り組み」では、店舗作業の軽減を目的にとしてプロセスセンターを活用したトータルオペレーションの構築を進める。

いなげやは1店舗を新設し、3店舗の改装を行った。三浦屋では1店舗を閉鎖した。6月末の店舗数は、いなげやの140店舗と三浦屋の10店舗の150店舗。

(株)ウェルパークのドラッグストア事業は売上高が106億400万円(2.4%増)、セグメント利益は1億200万円(29.5%減)だ。

7店舗を改装した。6月末店舗は132店。

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