コメリnews｜第2Q 営業収益1860億円3.3%･経常利益4.5%の増収増益

(株)コメリ（新潟県新潟市、捧雄一郎社長）の2020年3月期の上半期決算は、営業収益が1860億4700万円（前年同期比3.3％増）、営業利益127億7900万円（4.0％増）、経常利益129億1100万円（4.5％増）、四半期純利益86億8300万円（5.4％増）の増収増益だ。

営業利益率、経常利益率ともに6.9％。

４月の気温低下や、6月、7月の大雨の影響により園芸、夏物商品が低調だったが、天候に左右されにくいプロ向けの建築資材や肥料・農薬などが好調に推移した。9月は、消費税増税前の駆け込み需要の影響もあり、日用品や住設機器が好調だった。ネットで注文、店舗で受け取りができる「取り置きサービス」も好調に推移した。

商品部門別の状況は「工具・金物・作業用品」が310億7800万円（3.0％増）、「リフォーム資材・エクステリア用品」が261億6700万円（7.5％増）、「園芸・農業用品」が507億1600万円（2.6％増）、「日用品・ペット用品」が321億3400万円（4.9％増）、「家電・レジャー用品」が193億4700万円（1.6％増）、「インテリア・家庭用品」が161億6200万円（0.1％増）、「灯油他」が24億0500万円（22.1％増）。

４月から上伊那地域で展開するコメリの店舗で、上伊那農業協同組合（JA上伊那）が取り扱う肥料・農薬等の試験販売を行ってきた。地域農家の支持もあって、ＪＡ上伊那は資材店舗10店舗のうち5店舗を閉店することになり、コメリ8店舗が代替販売することが決まった。この8店舗は該当売場の拡大のために2020年２月末を目途にリニューアルオープンする予定だ。

出店については、建築コストの高騰が依然として続いているため、ローコストで出店するための店舗仕様の見直しや出店時期等の調整を行っている。上期はパワー1店舗、ハード＆グリーン3店舗の出店にとどまった。閉店は、ハード＆グリーンの3店舗。既存店の改装は75店舗で実施した。9月末の店舗数は、パワー65店舗、ハード＆グリーン1118店舗、PRO２店舗、アテーナ8店舗の合計1193店舗。