バローnews|上期3367億円20.4%増も減益、SMバロー既存店1.8%減
(株)バローホールディングス(岐阜県恵那市、田代正美会長兼社長)が2020年3月期の第2四半期の決算を発表した。
営業収益3367億3500万円(前年同期比20.4%増)、営業利益74億3600万円(1.9%減)、経常利益81億9400万円(4.4%減)、特別損失として減損損失6億7500万円を計上して四半期純利益37億9700万円(25.8%減)となり、増収減益だ。
営業利益率2.2%、経常利益率2.4%。
SM(スーパーマーケット)事業の営業収益は1856億6500万円(6.4%増)、営業利益は42億900万円(13.5%減)の増収減益。中核の(株)バローの既存店売上高は前年同月比1.8%の減少だったが新設店舗や前期に子会社化した(株)フタバヤと三幸(株)が寄与したことから増収となった。
バローは加工食品を中心に売上総利益率が低下した。8月に実施した物流システムの切り替えや商流変更を機に、収益構造全般の見直しに着手しているが、その効果はまだ小さく、事業全体では減益だ。
9店舗を新設、3店舗を閉鎖し、6月末のスーパーマーケット店舗数は291店舗。バローでは8店舗の改装を行い、「SMバロー中志段味店」(愛知県名古屋市守山区)、 「SMバロー正家店」(岐阜県恵那市)を移転新設した。
ドラッグストア事業の営業収益は700億4500万円(11.2%増)、営業利益は21億3000万円(30.1%増)と好調だ。
25店舗を新設、リロケーションによる2店舗を含む計3店舗を閉鎖した。店舗数はグループ合計401店舗、うち調剤取り扱いは100店舗。
HC(ホームセンター)事業の営業収益は556億2200万円(100.7%増)、営業利益は19億8400万円(26.2%増)。4月にプロ(職人)対象の2号店となる「PRO site(プロサイト)名港店」を業態転換により開設、6月に「ダイユーエイト小高店」を新規開設した。9月に2店舗を閉鎖し、店舗数は145店舗。