ドンキnews|10月ドンキ93.1%、ユニー96.5%/防災用品・保存食品は好調

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス (東京都目黒区、吉田直樹社長:旧(株)ドンキホーテホールディングス) が、3つの事業会社の10月業績を発表した。

■(株)ドン・キホーテ
既存店307店舗の売上高は93.1%、客数94.5%、客単価98.4%。全325店舗の売上高は95.2%。

10月の国内事業は、9月に消費税増税直前の駆け込み需要が発生したことで、生活必需品を中心に反動減が生じている。また、台風に備えるための防災用品や保存食品などのニーズが高まった。

インバウンド消費は、韓国からの訪日客数は減少しているが、ラグビーワールドカップ効果などによってASEANやアメリカ、イギリス、オセアニアなどからの客数が増加して、免税売上高を下支えした。

商品動向を見ると、「家電製品」では防災対策などから乾電池やLED懐中電灯、モバイルバッテリーが高い伸び率を示した。「日用雑貨品」では災害用のカセットコンロや養生テープ、ブルーシートが伸長した。「食品」では、カップ麺や缶詰などの保存食品が人気となった。水などドリンク類も好調だった。

また「時計・ファッション用品」ではレインコートなどの雨具が、「スポーツ・レジャー用品」では、台風に対する備えとして、寝袋やランタンなどのキャンプ用品の売上高成長率が高かった。

■ユニー(株)
既存店161店舗の売上高は96.5%。客数が96.7%、客単価も99.8%と前年を下回った。全168店舗の売上高は84.7%。

ユニーも増税前の駆け込み需要の反動減と台風上陸による大雨、高気温などがマイナス要因となった。一方で、防災用品や保存食品の売上げは伸長した。

商品別では「衣料品」は、レインコートや傘などの雨具が、「住居関連品」では、DIY用品や乾電池などの家電製品が、「食品」では、カップ麺やレトルト食品、飲料水などの保存性加工食品が災害対策需要から好調に推移した。

■UDリテール(株)
10月はダブルネーム業態転換店として、10⽉1⽇に埼玉県加須市の「ピアゴ大桑店」を、10月下旬には岐阜県美濃加茂市の「アピタ美濃加茂店」をオープンした。

11月は、12日に愛知県小牧市の「アピタ桃花台店」を、 下旬には、愛知県小牧市に「アピタ西大和店」をダブルネーム店舗として業態転換する。

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