マツキヨnews|第2Q連結売上高3004億円4.6%増・経常利益6.8%増
(株)マツモトキヨシホールディングス (千葉県松戸市、松本清雄社長) が2020年3月期の第2四半期連結業績を発表した。
売上高3004億1500万円(前年同期比4.6%増)、営業利益184億2400万円(8.6%増)、経常利益196億3700万円(6.8%増)、四半期純利益129億5200万円(11.8%増)の増収増益で、同期間としては、売上高、各利益とも過去最高を更新した。
営業利益率は6.1%、経常利益率は6.5%。
マツキヨグループでは、前期に引き続き 「専門性×独自性による美と健康の地域貢献」「既存の枠にとらわれない新しいビジネスの創造」「企業価値を高めるグループ経営の高度化」の3つの戦略テーマを設定して取り組んでいる。
厚生労働省が進める「健康サポート薬局」の認可を受けた26店舗では、地域医療連携を推進する。また一部エリアに限定していた調剤サポートプログラムの契約を全国に拡大した。
出店戦略ではエリアシェア拡大に向けた主要都市での至近距離出店、インバウンド需要獲得のための新たな立地開拓を進めている。そして免税対応は、既存店と新店を含めて1036店舗にまで拡がっている。
プライベートブランド(PB)に関しては、同社管理栄養士が監修する新シリーズのサプリメント「matsukiyoLAB 機能性表示食品サプリメント」を3種類発売した。また、昨年の限定販売で大ヒットしたアルジェランのカラーリップに新色を加え、計3色で定番化を図った。
ナショナルブランド(NB)に関しては、 (株)カネボウ化粧品との共同企画品であるエイジングケアブランド「DEWジェリーローション マリンフローラルの香り」を同社グループ専売品として数量限定で発売した。
継続した取組みとしては、KPI(重要業績評価指標)管理によるグループ経営の効率化を図り、各事業会社の業績改善を推進した。また、顧客接点数(ポイントカード会員/LINEの友だち/公式アプリのダウンロード数/海外のSNSフォロワー数)の獲得に努め、その総数は延べ約6500万まで拡大した。
新たな取り組みとしては、6月8日に全国のグループ店舗約1600店舗でスマートフォン決済サービス「Pay Pay」の利用を開始した。
新規出店はグループで45店舗、改装は26店舗、不採算店舗閉鎖は18店舗。9月末のグループ店舗数は1681店。
一方、海外事業では新たに香港とベトナムで出店準備を進めている。香港には現地法人を開設、ベトナムでは7月16日にロータス・フード・グループ(株)との間で出店に向けた基本合意を結んでいる。タイでセントラル&マツモトキヨシリミテッドが運営する店舗が34店舗、台湾で台湾松本清股份有限公司(Matsumotokiyoshi(Taiwan)Limited)が運営する店舗が5店舗となって、東南アジアへの春出も着々と進んでいる。