三越伊勢丹news|暖冬・新型コロナウイルスの感染影響で2月売上高13.6%減

(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)が2月の売上速報を発表した。

国内百貨店は、既存店が前年同月比86.4%の13.6%減だった。全国的に新型コロナウイルスの感染拡大による不安が広がり、入店客数の減少や消費マインドへのマイナス影響が見られ、首都圏三越伊勢丹(既存店)と国内百貨店(既存店)ともに5カ月連続で前年実績を下回った。インバウンド売上げは、新型コロナウイルスの影響に加え、春節の時期ずれのマイナス反動もあり、グループ百貨店の全店舗で前年割れとなった。

基幹3店(伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店・三越銀座店)の売上高がインバウンド売上げの落ち込みなどの影響で苦戦するなか、伊勢丹新宿本店ではバレンタイン催事やワインに特化した催事を開催。ターゲットが明確な企画、店頭でしか体験できない企画は実績を上げた。

伊勢丹新宿本店89.6%、三越日本橋本店84.1%、三越銀座店63.8%、伊勢丹立川店98.4%、伊勢丹浦和店95.5%。

国内グループ10店舗は前年同月比88.5%。その中で新潟三越伊勢丹だけが109.1%で前年を上回った。一方、前年を下回ったのは、静岡伊勢丹96.4%、広島三越96.1%、仙台三越95.4%、高松三越92.4%、名古屋三越91.0%、函館丸井今井90.3%、松山三越89.2%、岩田屋三越82.6%、札幌丸井三越75.1%。地方百貨店は相変わらず厳しい。

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