PPIHnews|第3Q売上高1兆2658億円38%増・営業利益30%増の過去最高益

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)の2020年6月期連結累計期間(2019年7月1日~2020年3月31日)の業績は、売上高が1兆2657億5900万円(前年同期比37.7%増)、営業利益604億1900万円(30.2%増)、経常利益599億1800万円(15.6%増)、四半期純利益383億6800万円(0.9%増)となり、過去最高益を更新した。

営業利益率は4.8%、経常利益率は4.7%。

ただし消費税増税後に個人消費が低迷し、新型コロナウィルスの流行によって訪日客数が大幅に減少した影響から、既存店売上高成長率は1.4%減だった。

UDリテール(株)は、ドンキとユニーのダブルネーム業態転換店を18店舗オープンした。また2月に、(株)橘ホールディングスから子会社の橘百貨店が宮崎県で運営する商業施設「ボンベルタ橘」を取得した。海外事業は、2019年12月に香港2号店「DON DON DONKI OPモール本店」を、シンガポール共和国では2019年11月に「DON DON DONKI J-Cube店」など5店舗をオープンした。

国内ではドン・キホーテが10店舗、ユニー(株)が1店舗を新規出店したことから、3月末のグループ総店舗数は、692店舗。

ディスカウントストア事業の売上高は8316億8400万円(前年同期比9.9%増)、営業利益は368億9000万円(6.3%減)。ダブルネーム店舗はこの事業領域に入る。

総合スーパー事業の売上高は3782億6600万円(182.4%増)、営業利益は131億2300万円(307.4%増)。ユニー(株)は、総店舗数は減少しているが、売上高、営業利益は大幅に増加した。巣ごもり消費で食品需要が好調だったことに加えて、衣料品・住居関連品などの非食品部門の強化策が奏功して既存店売上高成長率は0.9%増となった。ユニーでは衣料専門店国内2店舗目となる「APITA CLOTHING(アピタクロージング)美濃加茂店」を、2019年10月にオープンしている。

テナント賃貸事業における売上高は445億3000万円(84.3%増)、営業利益は105億600万円(133.7%増)。

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