ノジマnews|3月期年商5240億円2.1%増・経常利益15.1%増の増収増益
(株)ノジマ(神奈川県横浜市、野島廣司社長)が20120年3月期の本決算を発表した。
〈野島廣司社長〉
2019年4月1日~2020年3月31日の業績は、売上高5239億6800万円(前年同期比2.1%増)、営業利益225億8200万円(17.5%増)、経常利益242億1800万円(15.1%増)、純利益159億1100万円(7.4%増)の増収増益だ。
営業利益率4.3%、経常利益率4.6%。
ノジマの事業は4つのセグメントに分けられる。
デジタル家電専門店運営事業は、売上高2162億3500万円(0.8%減)、セグメント利益136億6100万円(17.9%増)。エアコンはほぼ横ばいで推移した。冷蔵庫、洗濯機、TV、PC本体も堅調に推移した。
店舗はスクラップアンドビルドを含め、デジタル家電専門店15店舗を新規出店した。一方で9店舗を閉鎖した。期末店舗数は181店舗で、通信専門店を合わせると210店舗となった。
キャリアショップ運営事業は、売上高2074億4100万円(12.9%減)、セグメント利益67億7300万円(3.5%増)。主要な子会社であるアイ・ティー・エックス(株)の 市場が冷え込んだことや、新型コロナウイルス感染症対策として一部店舗の休業を行ったことなどが影響して売上高は低調だった。
店舗展開に関しては、直営店・FC店を合わせると、スクラップアンドビルドを含めて12店舗を新規出店・新規獲得した。また、39店舗を閉店・譲渡したため、619店舗となった。
インターネット接続事業は、売上高479億9000万円(4.8%増)、セグメント利益34億3800万円(24.5%増)。インターネット接続事業部門では競争環境が厳しいなか、NTT東日本、NTT西日本が提供するフレッツ光の卸サービス「@nifty光」のグループ店舗での販売など効率的な新規顧客の獲得に注力した。WEBサービス事業部門ではマーケットプレイス領域での成果報酬型広告が堅調に推移した。
海外事業は、売上高466億0900万円、セグメント損失は1億2300万円。2019年2月からCourts Asia Ltd.をグループに加え、コンサルティングセールスの導入に取り組んでいる。
2020年3月31日時点の海外子会社77店舗を除いた総店舗数は、829店。
2021年3月期の連結業績予想については、合理的に算定することが困難と判断し、公表を控えるとしている。