エディオンnews|年商7336億円2.1%増収も経常利益29.2%の減収

(株)エディオン(大阪市北区、久保充誉会長兼社長)が 2020年3月期の本決算を発表した。

2019年4月1日~2020年3月31日の業績は、売上高7335億7500万円(前年同期比2.1%増)、営業利益133億6500万円(31.2%減)、経常利益133億6500万円(29.2%減)、純利益109億7700万円(5.7%減)の増収大減益だ。

営業利益率、経常利益率ともに1.8%。

2019年度において家電小売業界では、消費税率引き上げ前の駆け込みによる増加からその後の減少と、需要が大きく変動した。商品別では、テレビ・洗濯機・冷蔵庫などが好調で、Windows7のサポート終了を控えていたことからパソコンも好調だった。しかし、天候不順や暖冬傾向のため、季節商品は前年を下回った。

同グループでは物流基盤とサービス体制の強化を図るため、全国でフリーペーパーや求人誌などの配送を行う(株)ジェイトップ(愛知県名古屋市、松本誠社長)を子会社化した。またプログラミング教育事業の強化を図るため、全国でロボットプログラミング教室などの運営を行っている夢見る(株)(大阪市淀川区、重見彰則社長)を子会社化した。

店舗展開では、家電直営店として奈良県「エディオンイオンモール橿原店」、大阪府「エディオンなんば本店」、長野県「エディオンイオン上田店」、岐阜県「エディオンイオンタウン各務原鵜沼店」、兵庫県「エディオンブルメールHAT神戸店」、京都府「エディオン洛北阪急スクエア店」など6店舗を新設オープンした。また、広島県「エディオン広島本店」を建て替え、兵庫県「エディオンオアシスタウンキセラ川西店」、京都府「エディオン亀岡店」の2店舗を移転した。

一方で、5店舗を閉鎖した。またフランチャイズ店舗は4店舗減少した。これによって、3月31日時点の期末店舗数は、フランチャイズ店舗751店舗を含めて1184店舗となった。

2021年3月期は、売上高7430億円(101.3%)、営業利益130億円(105.8%)、経常利益140億円(104.7%)、純利益75億円(68.3%)を見込んでいる。

新型コロナウイルス感染症の影響により、個人消費の低迷や来店客数の減少が見込まれるため、この見通しは来店客数の減少が翌第1四半期連結会計期間(2020年4月1日~6月30日)まで継続すると仮定して算出したものである。

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