アレンザnews|第1Q営業収益400億円26%増・経常利益165%増/既存店好調

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の2021年2月期第1四半期は、営業収益400億6000万円(前年同期比26.3%増)、営業利益27億4000万円(172.5%増)、経常利益28億4800万円(164.6%増)、四半期純利益17億5600万円(183.0%増)と大幅な増収増益だ。

営業利益率6.8%、経常利益率7.1%。

アレンザホールディングは(株)バローホールディングスの子会社に当たり、傘下にホームセンターの(株)ダイユーエイト、(株)タイム、(株)ホームセンターバロー、ペット専門店の(株)アミーゴなどの事業会社を有する。

ホームセンター各社は除菌関連商品、マスク、ハンドソープ等の日用品やDIY関連商品、園芸用品といった主力部門であるホーム関連商品に大きなニーズが生じて、既存店が伸長した。またキッチン・器具・調理用品等の家庭用品も好調に推移した。一方で、外出自粛規制もあって花見・キャンプ・バーベキュー等のレジャー関連商品の売上げは低調だった。しかしイベントや折り込みチラシの中止、時短営業による人件費の低減などもあって経費削減が進んだ。

(株)ダイユーエイトのホームセンターのセグメント営業収益は125億円(14.3%増)、セグメント利益は8億5900万円(202.4%増)。既存店は、客単価が前年同期比で1.9%減少したが、客数が前年同期比で13.3%増加して、売上高は11.2%の増収。EC部門は、巣ごもり消費の影響もあって、前年同期比で受注件数および取り扱い高が増加した。また今期、EC物流センターを開設したことで商品保管量が拡大して、当日発送商品の充実が図られている。。

(株)タイムのホームセンターセグメント営業収益は42億3200万円(8.3%増)、セグメント利益は2億7900万円(437.4%増)。既存店は、客単価が前年同期比で2.6%減、客数は10.6%増加となり、売上高は7.8%増。

(株)ホームセンターバローのセグメント営業収益は162億3100万円(57.4%増)、セグメント利益は12億4500万円(125.4%増)。既存の客単価は前年同期比で2.0%減少したが、客数は8.8%増加し、売上高は6.7%の増加となった。タイヤサービスやリフォームなど専門性の高い商材やサービス部門が伸長したことから、売上総利益率も前年同期比で改善した。

(株)アミーゴのセグメント営業収益は52億2300万円(19.8%増)、セグメント利益は3億2900万円(336.5%増)。既存店は客数が前年同期比で5.5%増加し、客単価も10.0%増加し、売上高は16.1%増加となった。

新規出店は、ダイユーエイトが2店舗、タイムが1店舗、ジョーカーが1店。退店が3店舗あり、5月末の店舗数は263店舗。

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