ダイイチnews|年商426億円5.2%の増収増益/若園清専務が社長昇格

(株)ダイイチ(北海道帯広市、鈴木達雄社長)が2020年9月期の本決算を発表した。

売上高は425億9500万円(前年同期比5.2%増)、営業利益17億9000万円(33.4%増)、経常利益18億0700万円(33.2%増)、四半期純利益11億6800万円(55.8%増)と増収増益だ。

営業利益率、経常利益率ともに4.2%。

新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言や外出自粛要請に伴って、マスクなどの感染予防商品、巣ごもり消費による内食需要から売上高が伸長した。売上総利益率は、商品調達コストの見直しや在庫効率の改善から0.3ポイント改善して25.0%。また販売費及び一般管理費は増加したものの、売上高に対する比率は22.2%と前年同期比で0.5ポイント改善した。

地域別の売上高は、帯広ブロックが187億0800万円(前年同期比6.1%増)、旭川ブロックは128億8900万円(1.9%増)、札幌ブロックは109億9200万円(7.9%増)。

重点実施事項として「既存店の改装とスクラップ&ビルドの推進」「消費税増税対策と競合店動向調査の強化」「人手不足への対応と人時売上高の精度向上」「オぺーレーションの改善と発注制度の見直し」「粗利益率の低い店舗の底上げ」「イトーヨーカ堂との共同販促の更なる深掘り」などを掲げ、取り組んだ。

3月に「西店(旭川ブロック)」と4月に「壱号店(帯広ブロック)」を改装、また7月に「オーケー店(帯広ブロック)」と9月に「東店(帯広ブロック)」を増床リニューアルした。
3月に「豊岡店(旭川ブロック)」を閉店した。9月末の店舗数は、帯広ブロック10店舗、旭川ブロック7店舗、札幌ブロック5店舗の22店。そして「移動スーパー(とくし丸)」事業は、9号車まで稼働させている。

なお、11月5日付けで鈴木達雄社長から一身上の都合により辞任したい旨の申し出があり、それを受けて若園清(わかぞのきよし)代表取締役専務が新社長に昇格した。

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