フジnews|第3Q営業収益2326億円・経常利益6.6%増/食品スーパーが牽引

(株)フジ(愛媛県松山市、山口普社長)が2021年2月期の第3四半期決算を発表した。

営業収益2325億9600万円(0.03%減)、営業利益44億7000万円(0.9%増)、経常利益59億7900万円(6.6%増)、四半期純利益35億円(3.8%減)。

営業利益率1.9%、経常利益率2.6%。

中心的事業である小売事業では、営業収益2293億2200万円(0.8%増)、営業利益は48億5400万円(39.0%増)。なかでもスーパーマーケット事業は内食需要や巣ごもり需要の高まりから堅調に推移。フジは7.7%増、フジマートは15.5%増、フジマート四国は14.8%増と、売上高は前年同期を大きく上回った。

10月 には、顧客の節約志向への対応として、500品目の値下げを行った。

6月に各種バーコード決済(8種類)を導入。また電子マネーやバーコード決済のみで支払い可能な「キャッシュレスレジ」をフジグラン高陽(広島市安佐北区)、フジグラン三原(広島県三原市)、フジグラン安芸(広島県安芸郡坂町)に導入した。キャッシュレス利用率は前年同期比で4.9%上昇し48.2%となっている。

一方、直営の衣料品部門、アパレルや飲食業を中心とするテナントは、第3四半期に持ち直しの動きが見られたものの、コロナ禍拡大が集客に大きく影響し、売上高は減少した。

第3四半期は9月にフジ宿毛店(高知県宿毛市)、ピュアークック青葉台店(広島県 廿日市市)、11月にピュアークック観音店(広島市西区)を改装した。エミフルMASAKI (愛媛県伊予郡松前町)では、2020年夏から2021年夏にかけて大規模なリニューアルを実施していて、11月に新規出店18店舗を含む32店舗のテナントが第1期としてオープンした。

ノンストアリテイル事業の移動スーパー「おまかせくん」は17店舗を拠点に、28台84ルートで営業している。売上高は前年同期比75.0%増と好調だ。また、ネットスーパーも利用者数が増加し、売上高は前年同期比18.3%増と伸長している。

小売周辺事業は、営業収益が254億9100万円(4.1%減)、営業損失は9000万円(前年同期は営業利益6億7900万円)。

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