アクシアルnews|年商2564億円6.4%増/巣ごもり需要で過去最高益

アクシアルリテイリング(株)(新潟県長岡市、原和彦社長)が2021年3月期の本決算を発表した。(株)原信、(株)ナルス、(株)フレッセイの純粋持株会社だ。

4月1日~3月31日の業績は、売上高2563億5100万円(前年同期比6.4%増)、営業利益121億1400万円(28.0%増)、経常利益125億6900万円(29.5%増)、当期純利益82億8200万円(32.7%増)の増収増益だった。

営業利益率4.7%、経常利益率4.9%。

中心的事業であるスーパーマーケット事業の売上高は2555億4200万円(6.4%増)、営業利益は115億2400万円(30.2%増)となった。

新型コロナウイルス感染を予防するため、まとめ買いをして来店頻度を減らすといった顧客の購買行動が顕著だった。また、お盆の帰省回避、夏季の催事・祭りの中止といった減少要因があり、来店客数は既存店で4.2%減少した。

しかし買上点数は、まとめ買いや内食・中食需要の増加に加え、猛暑の影響が押し上げ要因となって、既存店で8.7%増加した。また、野菜相場が前年同期に比べて高めに推移したことや、外食を控える分、付加価値の高い商品の需要があり、一品単価は既存店で1.3%増加した。その結果、既存店の客単価は10.1%増加した。

売上総利益率は、0.3ポイント増加し26.5%。

前年度に、「原信ネットスーパー」と「原信ナルスネットショッピング」をリニューアルし、「フレッセイネットショッピング」を開設したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、EC販売は伸長している。

原信寺沢店(新潟県五泉市)、フレッセイ足利南店(栃木県足利市)を新設し、原信来迎寺店(新潟県長岡市)を移転新設した。一方で、フレッセイ朝日町店(群馬県前橋市)を閉店した。また、原信西小千谷店(新潟県小千谷市)、原信見附店(新潟県見附市)、フレッセイ南大類店(群馬県高崎市)で改装を実施した。その結果、12月末の店舗数は原信66店舗、ナルス13店舗、フレッセイ51店舗となり、グループ全体では130店舗となった。

 

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