天満屋ストアnews|第1Q営業収益167億円0.2%増・経常利益13.7%増

(株)天満屋ストア(岡山市北区、野口重明社長)が2022年2月期第1四半期の決算を発表した。

3月1日~5月31日の連結業績は、営業収益167億0100万円(前年同期比0.2%増)、営業利益5億2700万円(8.7%増)、経常利益5億5200万円(13.7%増)、四半期純利益3億2900万円(13.1%増)の増収増益だ。

営業利益率3.2%、経常利益率3.3%。

小売事業の営業収益は153億3800万円(0.5%減)、営業利益は4億4200万円(8.4%減)。

緊急事態宣言が再発出され、大型店舗の天満屋ハピータウンなどでは休業や時短営業を余儀なくされた。その結果、来店客数の減少を招き、衣料品や生活用品の売上げが減少した。一方、在宅勤務が増えたことなどから、食料品を中心にした内食関連の需要は好調で天満屋ハピーズやハピーマートは比較的に順調だった。

同社では、コロナ下での顧客の買物ニーズに対応すべく、キャッシュレス決済の推進、金券の電子化、ネット販売の拡大に注力するとともに、生活防衛意識の強まりを受けて、EDLP(低価格戦略)を強化した。

3月に岡南店(岡山市南区)の食料品売場の改装、「アクロスプラザ岡南」の一部開業、4月に岡輝店(岡山市北区)の全面改装など、既存店舗の活性化に取り組んだ。

小売周辺事業の営業収益は13億6300万円(7.8%増)、営業利益は8500万円(前年同期は200万円)。小売周辺事業とは惣菜などの調理食品の製造販売を主とするサポート部隊だが、引き続き徹底した品質管理と衛生管理に努めるとともに、商品開発の強化や生産性の向上に取り組んだ。商品供給先店舗数が増加したことに加え、コロナ禍での営業体制を見直すことで、売上げは回復した。

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