コスモス薬品news|年商7264億円6%増・経常利益13.5%増/78店を新設
ドラッグストアチェーン第3位の(株)コスモス薬品(福岡県福岡市、横山英昭社長)。2021年5月期業績は、売上高が7264億2400万円(前年同期比6.1%増)、営業利益が331億4700万円(13.9%増)、経常利益が358億3500万円(13.5%増)、純利益は271億5600万円(26.7%増)と、増収・大幅増益となった。
営業利益率4.6%、経常利益率4.9%。
ローコストオペレーションよるコスモス薬品の低価格戦略がコロナ禍で節約志向・倹約志向の強まる消費者に支持された。とくに巣ごもり需要で日用消耗品、食品が伸長した。
医薬品は1125億0900万円(7.0%増)、化粧品は707億1100万円(1.6%増)、雑貨は1148億9600万円(5.3%増)、一般食品は4203億5200万円(7.1%増)、その他が79億5400万円(0.2%増)。
コロナ下にあってもドラッグストアの積極的な出店は続くが、なかでもコスモス薬品の出店は自社内競合もいとわず、新商勢圏づくりに邁進している。戦略的なマーケットと位置付ける関東地区には18店を出店した。ほかに中部地区に25店、関西地区に13店、中国地区に8店舗、四国地区に4店舗、九州地区に10店舗の計78店を新たに開設している。一方でインバウンド需要比率の高かった2店とスクラップ&ビルドによる4店舗の計6店舗を閉鎖した。
5月末の店舗数は1130店舗。単純計算では1店舗当たりの売上高は6億4285万円。