セリアnews|第3Q売上高1578億円5.1%増・経常利益4.5%増の増収増益
100円ショップを全国展開する(株)セリア(岐阜県大垣市、河合映治社長)が2022年3月期第3四半期の決算を発表した。
2021年4月1日~12月31日の業績は、売上高1577億5100万円(前年同期比5.1%増)、営業利益166億2000万円(3.2%増)、経常利益168億9500万円(4.5%増)となり、四半期純利益は114億0400万円(4.0%増)の増収増益だ。
営業利益率10.5%、経常利益率10.7%と高い。
直営既存店売上高は、前年の緊急事態宣言の発令に伴う店舗休業による売上減と、宣言解除による売上増の反動があるものの概ね堅調に推移していたが、年末の繁忙期に降雪の影響を受け、当第3四半期は前年同期比99.0%と、若干見込みを下回る進捗となった。
セリアは「100円ショップとしての魅力を追求する」をテーマに3つの施策に取り組んだ。
第1に、顧客層拡大を狙いとした商品開発のための体制強化策として、2020年の大阪市に続き、情報収集を目的として東京サテライトオフィスに商品部スタッフを配置した。第2に、複数出店案件が見込める企業との関係強化と未出店地域を重点的に開拓した。第3に、システムを活用した社内全体の効率化を追求した。
セルフレジは7月に導入を再開し、10月~12月にかけて69店舗に導入、設置店舗は12月末時点で131店となった。取り扱いカードの種類を追加したこともあり、利用率は上昇傾向にある。導入店舗は今後も順次拡大していく。
直営店106店舗、FC店1店舗を出店し、直営店29店舗、FC店3店舗を退店した。12月末の店舗数は直営店1819店、FC店43店の合計1862店。