アスクルnews|第3Q売上高1.6%増・経常利益4.0%増の過去最高記録

(株)アスクル(東京都江東区、吉岡晃社長)が2022年5月期の第3四半期決算を発表した。

2021年5月21日~2022年2月20日の業績は、売上高3179億9400万円(前年同期比1.6%増)、営業利益106億3700万円(3.4%増)、経常利益106億4600万円(4.0%増)、四半期純利益71億3100万円(3.4%増)だった。売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益のいずれもが、第3四半期連結累計期間として過去最高を記録した。

営業利益率、経常利益率ともに3.3%。

アスクルは2022年5月期を中期経営計画(2022年5月期~2025年5月期)実現に向けた足固めの年として位置付け、営業利益は確保しながら、積極的に設備投資を実行している。

アスクルのeコマース事業の柱はBtoB事業と、「LOHACO」を核とするBtoC事業だ。eコマース事業の売上高は3109億3900万円(前年同期比1.2%増)。差引売上総利益は769億1300万円(0.8%減)となった。感染対策商品をはじめとする利益率の高い商品の売上高が減少したことで、売上総利益率が前年同期比で0.5ポイント減少したためだ。

「LOHACO本店」リニューアルに伴う固定費削減、「LOHACO」や連結子会社(株)チャームの物流費の改善、決算賞与に係る引当金の減少などによって、売上高販管費比率が前年同期比0.3ポイント減少し、販売費及び一般管理費が662億4800万円となった。その結果、営業利益は106億6400万円(前年同期比5.0%減)となった。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は41億44百万円減少している。

BtoB事業の売上高は2582億8700万円(前年同期比0.8%増)。新型コロナウイルス感染対策商品の特需の減少があったものの、成長分野である生活用品・MRO商材の売上高の伸長によって増収となった。一方で、期初計画通りではあるが、特需の減少などによる売上総利益率の減少と「ASKUL東京DC」の稼働開始前の賃料発生により減益となった。

MRO商材は 「Maintenance,Repair and Operations」の頭文字を取った略称で、工場・建設現場・倉庫などで使用される消耗品や補修用品などの間接材全般を指す。

BtoC事業の売上高は526億5200万円(前年同期比3.5%増)。2021年6月に「LOHACO本店」をヤフー(株)が提供するシステム基盤に移行し、新本店としてリニューアルオープンした。ソフトバンク(株)、ヤフーと連携してリニューアルした「LOHACO本店」の機能改善を進めたことで、「LOHACO」の売上高は、前年同期比で14億1500万円増収の402億5000万円(前年同期比3.6%増)となり、BtoC事業増収に貢献した。

ロジスティクス事業の売上高は64億7300万円(前年同期比23.0%増)、営業損失は4300万円(前年同期は営業損失9億7400万円)。ASKULLOGIST(株)の同社グループ外の物流業務受託の拡大によって売上高が増加した。物流業務受託の準備期間に係る物流センター賃料などの費用負担が減少したことから前年同期比で営業損益は大幅に改善し、当第3四半期連結会計期間においては営業損失から営業利益への転換を達成した。

その他事業の売上高は10億7500万円(前年同期比7.3%増)、営業利益は3300万円(前年同期比54.4%減)。嬬恋銘水(株)での飲料水の販売が「LOHACO」を含めて好調であることから売上高は増加した。建設中であった新製造ラインが2021年11月に完成して稼働を開始したものの、工場全体の製造数量は想定値まで伸びておらず売上総利益率が低下したことなどから増収減益となった。

通期は、売上高4300億円(1.9%増)、営業利益140億円(0.5%増)、経常利益139億円(0.4%増)、当期利益90億円(16.0%増)を見込む。

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