アルビスnews|年商921億円・経常利益30億円6.0%増

アルビス(株)(富山県射水市、池田和男社長)の2022年3月期は、営業収益が920億6800万円、営業利益が24億5100万円(前年同期比36.4%増)、経常利益が30億4600万円(6.0%増)となり、純利益は21億0500万円(40.8%増)だった。

同社は今期期首より「収益認識に関する会計基準」等を適用しているため、営業収益の前年同期比は記載していない。

営業利益率2.7%、経常利益率3.3%。

今年度よりスタートした第三次中期経営計画は、「地域一番の顧客満足の実現」を中期経営方針に掲げ、「多様なニーズへの対応」「従業員が挑戦できる環境の実現」「業務基盤の活用による生産性の向上」「事業を通じた地域社会の課題解決」を重点施策としている。

「多様なニーズへの対応」として、主力商品の販売を強化するための価格政策、旬の生鮮品や名物商品の訴求に取り組んだ。

「店舗」では、「キャッシュレス決済」に対応し、利用できるブランドの拡充と決済方法の変更を実施した。また、子連れの顧客が買い物しやすいよう店舗設備改修や買い物割引サービス、イベント開催など各種取り組みが評価され、富山県より「子育て支援とやま賞」を受賞した。

「デジタル分野」では、自家用車を保有する有職主婦が多い地域特性を踏まえ、スタッフが選んだ鮮度の良い商品を車から降りることなく店舗駐車場で受け取りができる、来店受取型のネットスーパー事業の実証実験を丸の内店(高岡市)で開始した。今後、実施店舗を拡大していく。

今期から重点施策としている「事業を通じた地域社会の課題解決」については、「つなぐアルビス」をコミュニケーションメッセージに寄付活動やフードドライブ活動に取り組んでいる。

出店戦略として愛知県エリアに「中村二瀬店」を新規出店したほか、「福井南店」「七尾店」を出店した。既存店では、「安原中央店」「いみずの小杉店」「アピア店」「西南部店」を改装した。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧