PPIHnews|第3Q売上高1兆3705億円8.1%増・経常利益0.2%増の増収増益
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が2022年6月期第3四半期の決算を発表した。
7月1日~3月31日の業績は、売上高1兆3704億7900万円(前年同期比8.1%増)、営業利益630億8000万円(5.7%減)、経常利益677億0700万円(0.2%増)、当期純利益459億8400万円(1.7%増)と増収増益となった。
営業利益率4.6%、経常利益率4.9%。
ディスカウントストア事業の売上高は9884億8100万円(13.8%増)、営業利益は519億2200万円(14.8%増)。2021年4月に米国カリフォルニア州において、高級スーパーマーケットチェーンを運営する「Gelson’s」が同社グループに加わったことや緊急事態宣言の解除による人流制限の緩和などによって売上高は増加した。
総合スーパー事業の売上高は3266億6300万円(4.6%減)、営業利益は87億5300万円(37.5%減)。ユニー(株)についてはダブルネーム店にフォーマット転換する店舗がありディスカウントストア事業に分類されたことから、売上高と営業利益が減少している。また、夏場の天候不順の影響で、衣料品や住居関連品の売上高は低調に推移した。
テナント賃貸事業の売上高は445億2000万円(4.2%減)、営業利益は77億9400万円(25.8%減)。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化したことによって、テナント退店による空き区画が発生したことから、売上高と営業利益が減少した。
その他事業の売上高は108億1600万円(1.6%増)、営業損失は55億0500万円(前年同期は31億3800万円の営業損失)。
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスグループは、関東地方に8店舗、東北地方に1店舗、中部地方に1店舗、近畿地方に2店舗、中国地方に1店舗、九州地方に2店舗を新規出店した。一方で、「ドン・キホーテ上熊本店」を閉店した。
海外事業では、シンガポール共和国に3店舗、タイに2店舗、香港に1店舗、マレーシアに1店舗、マカオに1店舗、合計8店舗を開店した。
2022年3月末時点の総店舗数は、国内599店、海外92店の合計691店。