北雄ラッキーnews|第1Q売上高92億円・経常利益74%減の減収減益

北雄ラッキー(株)(札幌市手稲区、桐生宇優社長)が2023年2月期の第1四半期決算を発表した。

売上高は91億7800万円(前年同期95億6700万円)、営業利益2400万円(77.1%減)、経常利益2800万円(74.4%減)、四半期純利益1500万円(78.3%減)と減収減益だ。

なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。比較対象となる会計処理方法が異なるため、前年同期との売上高の増減率は記載していない。

営業利益率0.3%、経常利益率0.3%。

同社は、地域顧客のライフラインとしての役割を担うとともに、「商品力」、「販売力」、「マーケティング力」の強化に最大限傾注することで、さらなる成長を実現すべく経営基盤の強化に努めた。

重点課題として、①差別化戦略としての6MD商品の強化、②来店頻度向上を目的とする販売力向上、③マーケティング力強化によるファミリー顧客層の拡大、④「ラッキー生鮮・デリカセンター」の稼働に伴う商品供給の拡大と体制の確立、⑤ローコスト運営の徹底と業務効率の改善による生産性向上、⑥財務体質の強化、の6項目について対応を図っている。

2022年3月に旧「ラッキーデリカセンター」棟を改装し精肉加工設備を移設し、2021年11月に新設された「ラッキー生鮮・デリカセンター」の精肉加工部門として稼働している。同社はセンター機能の集約によって、生鮮各部門のセントラルキッチン化による商品開発力の強化、供給拡大による品質の統一化および店舗作業の削減による生産性向上に努めるとともに、低コスト店舗出店のための体制構築に取り組んでいる。

商品政策では、多様化するお客の価値観やニーズを的確に捉えることにより、お客のためのマーチャンダイジングを推進し、より良い食生活の実現を願って選定された6MD商品の提供により、競合に対する優位性の確保および競争力の向上に努めている。

しかし、コロナ行動制限の緩和とともに外出・外食の機会が増加した反動で内食需要は大きく減少した。また、各種値上げによる生活防衛意識の高まりを受けて客数や購買頻度が低下した。重点商品の拡販および買い易い量目の商品提供によって、一人当たりの買上点数増加や来店頻度向上による売上確保を図ったが、売上高は前年同期を下回った。

出店、閉店、改装はなく、5月31日現在の店舗数は、33店舗。

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