ヤマザワnews|第1Q売上高249億円・経常利益3.4億円
(株)ヤマザワ(山形市あこや町、古山利昭社長)が2023年2月期第1四半期の決算を発表した。
売上高が248億6700万円(前年同期271億6700万円)、営業利益3億1400万円(5億3800万円)、経常利益3億3500万円(5億4700万円)、四半期純利益1億8200万円(3億5500万円)。
なお、同社は今期の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。そのため、経営成績に関する説明は、前第1四半期連結累計期間と比較しての増減額および前年同四半期比(%)は記載していない。
営業利益率、経常利益率ともに1.3%。
スーパーマーケット事業の売上高は216億5000万円(前年同期239億0100万円)。
営業面では、魅力的な店づくりのため既存店の販売力強化に注力した。バイヤーこだわりの商品・企画を「今週の一品」として、週単位・単品での売込み企画を実施した。また、旬・トレンドに対応した部門横断的な企画や、売場のゾーン化(これまでの部門ごとの商品展開から、お客のニーズ・食シーンに合わせた部門横断的な集合陳列を行うこと)を進めた。
集客対策では、平日強化のためのポイント販促を実施、また、価格対策では単品ディスカウントに偏らないバランスのとれた価格設定に努めた。3月からは加工食品や日用品を中心に商品を厳選した「スペシャルプライス」「パワープライス」「ロングランプライス」などの期間ごとに異なるお買い得商品を打ち出し、客単価増を図った。
さらに、同社グループ独自の電子マネー機能付きポイントカード「にこかカード」の利用拡大のため、チャージ機利用による特典付与等の販促活動を継続的に実施した。
2020年6月に開始した移動スーパー「とくし丸」事業は、ヤマザワが山形県内で7台、よねや商事(株)が秋田県内で9台稼動している。
ヤマザワが山形県内に41店舗、宮城県内19店舗、子会社のよねや商事(株)が秋田県内に9店を展開し、スーパーマーケット事業の合計店舗数は69店舗となった。
また、ドラッグストア事業の売上高は32億3200万円(前年同期32億6400万円)だった。