ゼビオnews|第1Q売上高615億円9.8%増・経常利益56.5%増の増収増益
ゼビオホールディングス(株)(福島県郡山市、諸橋友良社長)が2023年3月期の第1四半期決算を発表した。
売上高614億6300万円(前年同期比9.8%増)、営業利益41億8000万円(54.0%増)、経常利益48億5100万円(56.5%増)、四半期純利益31億7700万円(52.7%増)となった。
営業利益率6.8%、経常利益率7.9%。
ゼビオグループは、徹底した新型コロナウイルス感染対策を継続しつつ、市場環境が良好なカテゴリーのシェア拡大に努めた。ゴルフ事業ではフィッティング販売による接客サービスの強化、アウトドアでは、トレッキングやキャンプの売場拡大や品揃え強化を行った。
また、部活動を始めとする学校活動の再開を受け、新生活準備や応援のプロモーションも強化した。それらと並行して、環境変化に対応するための内部強化として、人材開発と業務標準化を掲げ、主力業態の再構築にも取り組んだ。
ゴルフ部門の売上高は、前年同期比14.7%の増加となった。近年ビギナー層を中心にプレーヤー数が増え市場拡大したなかで、フィッティング販売による接客サービスを強化するなど顧客数の増加を図ったことにより引き続き好調に推移した。
一般競技スポーツ・シューズ部門の売上高は、前年同期比7.1%の増加となった。行動制限の緩和により部活動における新入部員からの需要が回復傾向にあること、人流の回復に伴いタウンシューズやウォーキングシューズが前年を上回った。
スポーツアパレル部門の売上高は、前年同期比3.0%の増加となった。一般競技スポーツの需要回復効果に加えて、気温上昇により夏物が早期に動き始め好調に推移した。
アウトドア・その他部門の売上高は、前年同期比8.4%の増加となった。では、キャンプ市場の拡大は一巡してきているなか、トレッキング需要が回復傾向にあり、加えてカジュアル用途のアウトドアブランドウェアが好調に推移した。また、6月中旬以降気温が上昇し、マリンレジャー用品についても好調に推移した。
第1四半期末は8店舗を出店し4店舗を閉店した。グループの総店舗数は903店舗となり、グループ合計の売場面積は前連結会計年度末に比べて769坪増加して20万1296坪となった。