サツドラnews|第1Q売上高214億円0.8%増・経常利益11.1%増
サツドラホールディングス(株)(札幌市東区、富山浩樹社長)の2023年5月期第1四半期は、売上高が214億9600万円(前年同期比0.8%増)、営業利益7200万円(23.5%増)、経常利益7600万円(11.1%増)、四半期純利益3000万円(12.0%減)だった。
営業利益率0.3%、経常利益率0.4%。
リテール事業の売上高は212億5700万円(0.6%増)、セグメント利益は7900万円(113.3%増)。リテール事業は主に北海道内でのドミナント化を目指すドラッグストアフォーマット店舗と調剤薬局店舗と、訪日外国人が訪れる観光地などでのインバウンドフォーマット店舗を運営する。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けていた感冒薬や化粧品の需要が徐々に持ち直し、客単価は上昇したものの、物価上昇による生活防衛意識の高まりを受け、来店頻度の減少に伴い客数が減少した結果、ドラッグストアフォーマットの売上高は前年同期を下回った。インバウンドフォーマットは、訪日外客数が低調に推移したことにより、引き続き売上高はわずかとなった。調剤薬局は、ワクチン・検査パッケージの実施や医療用抗原検査キット販売の増収効果もあり、売上高は前年同期を上回った。
8月末段階の店舗数は、ドラッグストアフォーマットが174店、インバウンドフォーマットが14店、調剤薬局店舗が10店、その他の店舗が2店の計200店舗。
北海道共通ポイントカード「EZOCA」を活用した地域マーケティング事業や決済サービス事業、POSアプリケーションなどの販売を行っているITソリューション事業の売上高は3億3400万円(前年同期比 15.2%増)、セグメント損失は1000万円(前年同期はセグメント利益600万円)となった。