コメリnews|第2Q営業収益1978億円0.5%増・経常利益7.6%減
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)が2023年3月期第2四半期の決算を発表した。
4月1日~9月30日の累計期間の業績は、営業収益1978億8800万円(前年同期比0.5%増)、営業利益170億7600万円(3.8%減)、経常利益165億0800万円(7.6%減)、四半期純利益113億0200万円(6.0%減)だった。
営業利益率は8.6%、経常利益率は8.3%。
コメリグループは大型のパワー(PW)、ハードアンドグリーン(HG)、プロ(PRO)、アテーナ(AT)の4つのフォーマットで構成される。
新型コロナウイルス感染対策に関連するマスクなどの衛生用品や飛散防止ボードの需要は減少したものの、ガーデニング・家庭菜園用資材の販売は堅調に推移した。また、原材料価格の高騰によって、プロ顧客の資材調達先として継続的に利用してもらえたことで、リフォーム資材・エクステリア用品、園芸・農業用品の販売は底堅く推移した。
重点施策として進めている自社開発商品については、「暮らしを守り・育てる商品開発」を実現できるよう努めた。その結果、PB商品の売上高構成比率は前年同期比1.4%増の47.1%まで高めることができた。
リフォーム事業は全店で受付可能な住宅設備機器の簡易取付・施工サービス、庭木の手入れ、エアコンクリーニングなどの「住急番サービス」を拡充するとともに、従業員の教育体制も強化したことで堅調に推移した。
eコマースは、1200を超える店舗数を活かしたBOPIS(Buy Online Pick up In Store) の取り組みや、アプリと連携したキャンペーンなどの販促活動によって好調に推移した。
JAとの取り組みについては、現在3JAとの協業を行っており、JAの商品をコメリの17店舗で販売している。
第1四半期期間中はコメリパワーを1店舗、コメリPROを1店舗、コメリハード&グリーンを1店舗それぞれ開店した。一方でコメリハード&グリーンを4店舗閉店した。
9月30日時点の店舗数はパワー85店舗、ハード&グリーン1111店舗、PRO10店舗、アテーナ7店舗、合計1213店となった。
通期は、売上高3850億円(2.4%増)、営業利益285億円(2.4%増)、経常利益286億円(1.2%増)、当期純利益181億円(1.1%増)を見込む。